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阪急交通社 たびコト塾 東京「伊賀国と豊臣兄弟、その家臣との関係~「伊賀は秘蔵の国、根拠とすべし」―高虎の言葉に込められた伊賀のヒミツ~ 阪急交通社 たびコト塾 東京「伊賀国と豊臣兄弟、その家臣との関係~「伊賀は秘蔵の国、根拠とすべし」―高虎の言葉に込められた伊賀のヒミツ~
2026年2月3日(火)、阪急交通社「たびコト塾」(東京)において、
伊賀流忍者博物館 学芸員・幸田知春氏による講演
「伊賀国と豊臣兄弟、その家臣との関係~『伊賀は秘蔵の国、根拠とすべし』―高虎の言葉に込められた伊賀のヒミツ~」が開催されました。
当日は、会場でのリアル講座に38名、オンライン講座に138名、合計176名の方が聴講され、大変盛況な講座となりました。
講演では、戦国時代における伊賀流忍者の実像について、一般に知られる「忍者」のイメージとは異なり、史料上では**「伊賀衆」と呼ばれる地侍であった**ことが、最新の研究成果をもとに解説されました。
伊賀衆と戦国大名との関係としては、織田信長との戦いである**「天正伊賀の乱」や、徳川家康を護衛した「神君伊賀越」**が広く知られていますが、本講演では、2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に登場する豊臣秀吉・秀長、さらに藤堂高虎とも深い関わりがあったことが紹介されました。
特に、秀吉による兵農分離政策が伊賀衆に突きつけた選択――
「牢人」となるか、「百姓並」として生きるかという厳しい決断、そして、豊かな耕作地と山林を有する伊賀国に対し、太閤検地がもたらした影響について、具体的に語られました。
また、秀吉の家臣・筒井定次が築いた上野城が、藤堂高虎の治世において、対徳川の城から対豊臣の城へとその性格を変え、高石垣を誇る城へと改修されていった背景にも触れ、伊賀上野城の歴史的魅力が改めて浮き彫りとなりました。
歴史的事実と最新研究をもとに、「伊賀とはどのような国であったのか」「なぜ伊賀が豊臣兄弟にとって重要だったのか」を分かりやすく解き明かす内容で、聴講者からは「伊賀を実際に訪れてみたくなった」との声も聞かれました。
なお、阪急交通社のイメージキャラクター「トラピッグ」も、幸田先生の講演に熱心に耳を傾けていました。