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歴史街道倶楽部 五感で体感!にほん文化シリーズvol37

「薬草の里 宇陀で 薬草を学び薬草を食す」実施報告

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近鉄文化サロンと共催で、3月20日(水)に、「五感で体感!にほん文化シリーズvol.37 「薬草の里 宇陀で 薬草を学び薬草を食す」を実施しました。「五感」(味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚)+第六感をテーマに日本文化の魅力を体感していただくこのシリーズも37回目となり、毎回人気の講座で、今回も満席となり多くの方にご参加いただきました。

近鉄大阪線上本町から榛原駅まで急行で約40分、榛原駅から奈良交通バスで約20分、「道の駅宇陀路大宇陀」で集合し、参加者40名は、最初の訪問地大願寺に向かいました。講師、ご案内は、宇陀市教育委員会 文化財課の辻本宗久氏です。

まずは、大願寺にて、辻本氏から「宇陀と薬草~薬狩から森野旧薬園の成立へ~」と題し、薬と宇陀のかかわりを約60分お話しいただきました。万葉集の歌から、宇陀は水銀が取れる土地であったことがわかります。水銀は不老不死の妙薬とされる仙薬で、この地の野草を食べたことで間接的に水銀を摂取することができ、神仙の効能をもつようになったと考えられたそうです。また、「日本書紀」では、菟田野(=阿騎野)は日本で最初の薬狩りの地であったこと、またその薬狩りが「宮廷行事」であったことも記されています。辻本氏のお話はわかりやすく、参加者から「日本史における宇陀の位置、地理的条件における宇陀の位置等、全体を俯瞰しての薬草の話で良く理解できた」「勉強になった。もっとお話が聞きたかった」とのお声をいただきました。

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お楽しみの昼食は、大願寺の薬草料理です。季節の薬草を使い、手間暇をかけた目にも鮮やかなお料理を、一品一品味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしました。

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昼食の後は、宇陀のウォークです。最初に訪れたのは、重要伝統的建造物群保存地区にあり国の文化財史跡に指定されている「森野旧薬園」です。290年前に森野賽郭翁により開かれた、日本最古の私設薬園で、約250種類の薬草が育っています。ここでは、園内で薬草のお世話をされている原野悦良氏にご案内いただきました。この時期は、あまりたくさんの薬草を見ることができませんでしたが、カタクリの花はところどころで咲き始めていました。見ごろは4~5月頃だそうです。ここでは、葛を使ったお菓子が販売されています。

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「森野旧薬園」の後は、同じく重伝建地区の宇陀市指定文化財の「薬の館」です。薬問屋だった細川家が、約210年前に薬商となり、二代目治助の孫が藤沢家の養子となって、藤沢薬品(現アステラス製薬株式会社)を創設しました。この建物は、往時の繁栄を現在も伝えており、細川家、藤沢薬品の資料が多く展示されていました。

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次に訪れたのは、「かぎろひの丘」です。「かぎろひの丘」には、『ひむがしの 野にかぎろいのたつみえて かへりみすれば 月かたぶきぬ』の柿本人麻呂の歌碑があります。この歌の光景(東の空を彩る陽光)を思い浮かべながら、辻本氏に解説していただきました。

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最後に訪れたのは、「阿騎野・人麻呂公園」です。中ノ庄遺跡を保存するために整備された公園で、あの薬猟場とされた地だそうです。園内には、狩りに同行した柿本人麻呂の像や復元した掘立柱住宅がありました。

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次回は、5月26日(日)に「五感で体感 にほん文化シリーズvol.38 再建された興福寺中金堂と周辺の古建築で学ぶ 日本の伝統建築技術」を実施いたします。歴史街道倶楽部では、このようなセミナー&ウォークのほか、街道ウォークやバスツアー、伝統芸能鑑賞などさまざまなイベントを実施しています。あなたも、歴史街道倶楽部のイベントに参加してみませんか?歴史街道倶楽部では、あなたのご入会をお待ちしております。

               

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