スタッフレポート
岸和田で地元高校生と留学生の交流プログラム 『お城とだんじりのまち・岸和田の魅力を発見!』
大阪府岸和田市で、関西の大学で学ぶ留学生と地元の高校生が一緒に、日本文化を体感し、お互いの思いを共有するプログラムを実施しました。このプログラムは、子どもゆめ基金の助成事業として実施しました。 まず、10月26日、岸和田の高校に通う生徒の方々に「日本文化について」の講義をおこないました。講義は日本語でおこない、参加者には英語のテキストもあわせて提供しました。 今回参加する留学生には、オンデマンドでプログラム実施の1週間の間に自由に視聴してもらいました。
10月28日(土)、岸和田だんじり会館に高校生と留学生が集合。プログラムの概要を説明したのち、「名前、出身地、一言コメント」など、それぞれ自己紹介。 そこからは2班にわかれ、五風荘、岸和田城、だんじり会館をガイドの案内で見学しました。 見学では、ワークショップのテーマ「自分の家族、友達に紹介したい岸和田のスポット」を念頭に、ガイドの説明に耳を傾けながら、気に入った箇所の写真を撮りながら見学しました。高校生は一生懸命、英語や日本語を交えて、留学生との交流を図っていました。 五風荘では、岸和田市のご協力で参加者の生徒さんは、チョコレート大福の甘味と抹茶を楽しみ、池泉回遊式の庭園を鑑賞しました。岸和田城では、事前の講義で聞いた石垣の違いを実際に見て実感。場内では、クイズに取り組みました。 だんじり会館では、迫力あるだんじり祭シーンを映像で見、だんじりを飾る見事な彫刻をまじかでみることができました。実演コーナーは大勢の子供たちが参加していたため、体験することはできませんでしたが、熱心な子供たちの実演を見て「こうやって伝統が受け継がれていくのだと思いました」と話してくれました。
最後のワークショップでは、まず、良かったと思う場所をピックアップ、カテゴリーにわけてから各自が撮った写真の中からベストショットとおもう3点を選びます。選んだ写真には日本語と母国語でなぜ選んだのか、どういうものなのかの解説を書き込んでいきました。 班毎に結果を報告してプログラムは終了。一緒に記念写真をとるなど、それぞれ交流を深めていました。 アンケートでは、 「身近な歴史や伝統を知れて楽しかったです」「プログラムを通して、改めて自分の住んでいる国、市の文化や歴史について詳しく知れたり、更に魅力に気づけました!また、留学生の方々と交流することで考え方の広がりが豊富になったり、英語の勉強にも繋がったので、本当に良い経験になりました。楽しかったです!」「英語を使ってコミュニケーションを取る事は難しい部分もあったけど、話していてすごく楽しかった。日本人だけど、今まで知らなかった日本文化も知れて改めて日本のことを知れたと思う。」 「I would like to do something similar again!」「Thank you for giving us a opportunity to this amazing experience 😁」などの感想が寄せられました。