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歴史文化遺産フォーラム 「百舌鳥・古市古墳群」世界文化遺産登録記念  地域の中の古墳をどう活かすか ~文化的価値と観光力~ 実施報告

9月28日(土)、堺市総合福祉会館にて歴史文化遺産フォーラム「地域の中の古墳をどう活かすか ~文化的価値と観光力~」を開催し、 180名の方が参加されました。本年は、世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」がテーマ。令和の時代を迎え、改めて私たちの身近にある歴史文化資源の価値を探るとともに、次代に向けその保存と活用、地域づくりとの関わり、観光資源としての魅力について考えました。

開催にあたり、文化庁地域文化創生本部事務局の本田一泰上席調査役より挨拶があり、今回の開催趣旨と文化庁の京都移転や文化庁の文化財の保存・活用についてお話しがありました。 引き続き、国立民族学博物館副館長の関雄二氏が「現代における持続可能な文化遺産の保護-アンデス文明調査での経験から」と題して、南米ペルーにて長年発掘調査に携わり、アンデス文明の成立過程を追究するかたわら、文化遺産の保存と活用に取り組んでこられた経験をもとに、文化遺産の持続的活用には地域住民の参加が大切であると講演されました。    

続いて、講談師の旭堂小南陵氏(五代目)に「古墳のまち・堺を語る『鍵は古墳にあり』」と題して、仁徳天皇陵にまつわるお話しや豊臣秀吉、千利休といった堺にゆかりのある歴史的人物について、ユニークなエピソードを交えながら講談を披露していただきました。  

最後は、ご講演いただいた関雄二氏、地方PR機構代表理事の殿村美樹氏、京都橘大学教授の一瀬和夫氏、堺観光ボランティア協会理事長の川上浩氏の4名のパネリストに、京都府立大学副学長の宗田好史氏をコーディネーターとして「地域の中の古墳をどう活かすか  ~文化的価値と観光力~」をテーマにディスカッションをしていただきました。 世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」を地域の中でどう活かしていくか?、「観光力」とは何か?等について、各パネリストの専門分野における視点から一歩踏み込んだ意見交換が行われました。 歴史街道推進協議会では、関西広域連合と文化庁地域文化創生本部と連携し、関西の歴史文化をより広く、深くご紹介するとともに、皆様と一緒に考える取り組みを今後も継続していきたいと考えています。