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日本文化体感プログラム 9/3-9/6 日本万国博覧会記念基金助成事業「首都圏留学生の招聘プログラム」

首都圏留学 関西で日本文化を体感!

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9月3日(金)から6日(月)の3泊4日の行程で、日本万国博覧会記念基金助成事業「日本文化体感プログラムを通じた首都圏の留学生との交流事業」を実施しました。

今回は、歴史街道のメインルートの京都から大阪から神戸を訪問し、歴史文化資源に触れていただき、また、座禅や友禅染などの体験を通して日本の歴史文化を体感していただきました。
参加者は、首都圏の大学に通う留学生12名と大阪府立大学、滋賀県立大学の学生3名。
事前の講義は、インターネットによるオンデマンド配信で実施。
日本文化体感プログラムのオリジナルテキスト「Touch the spirit of Japan」を用い、日本らしさ
について、いくつかの切り口より解説しました

9月3日、首都圏からの留学は、新幹線で京都駅へ。そこで関西の大学生と合流しました。
1日目は、オリエンテーションのみ。ツアー中の注意点(感染症拡大防止対策を含む)や最終日のワークショップのために毎日、気が付いたことをメモにとること、ホテルチェックイン後は自由時間となるため、京都の見どころなどをガイドから説明しました。また、参加者同士、自己紹介をしたのち、ホテルへチェックインしました。
チェックイン後、関西の学生などと一緒に、金閣寺など、それぞれ希望の場所を訪問したようです。

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9月4日、まず妙心寺の塔頭、退蔵院を訪問。

宗教の枠を超え、グローバルに活躍されている副住職の松山大耕氏から、直接英語(および日本語)で案内いただいた。
まず、退蔵院の史跡名勝で枯山水庭園「元信の庭」を鑑賞。方丈で「瓢箪図」を前に禅についての
説明を受けました。
次に、昭和の名園で池泉回遊式庭園の余香苑へ。入口にある枯山水庭園「陰陽の庭」で人のこころの二面性を表すもので、副住職みずからが砂の波形を描いているという話など、質問を交えながら、解説。中根金作氏によって設計された余香苑は雨に濡れた緑が美しく、枯山水とあわせ、日本庭園の特徴を堪能。
最後に広いスペースを確保していただき、大休庵で座禅体験。禅の仕方や瞑想をする意味などをお話いただいた後、静かに瞑想しました。
昼食は、退蔵院で精進料理を味わいました。
今回のプログラムでは、それぞれのエリアで、その土地ならではの料理を味わっていただきたいと、組立ました。
精進料理は宗教に関係なく、参加者全員が堪能でき、また、日本独特の素材を活かした料理を味わうことができました。静かな空間で、黙食も自然な感じです。

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丸益西村屋は、明治38年、初代西村松之助が手描友禅を業として以来100余年間、和装の染色一筋に携わってきたお店で、工芸染色の文化継承のため、本業の染色業に加えて京友禅体験工房を運営しています。
今回は、ハンカチに自分で好きな図柄を選び、京友禅の染体験にチャレンジしました。
参加者それぞれ、個性ある図柄を選び、通常60分程度では足らず、「あと10分で終了ですよ」と声がけをしなければならないほど、熱心に作品づくりをしていました。

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高台寺の駐車場から、二年坂、三年坂をとおり、清水寺参道へ。
一昨年に平成の改修を終えた、清水寺を訪問、見学しました。
境内内にある地主神社へ。日本文化の特徴で「和(harmony)」で、神道と仏教が共存していることについては、事前に説明していましたが、現地で実感できたようでした。

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9月5日は大阪を訪問。
まず、大阪のシンボルである大阪城を見学。お堀から石垣、日本独特の城郭の様子をガイドの説明を聞きながら見学。
館内には大阪の陣などの合戦の様子がジオラマで展示されており、参加者は興味深く写真を撮っていました。天守閣の最上階からは大阪の街が見渡せ、四方の景色を説明を聞きながら堪能。

次に、大阪の歴史を古代から順に展示解説する大阪歴史博物館を訪問。最上階からは、難波の宮が見渡せ、また、階を下がるごとに大阪城天守閣が違った角度から楽しめます。江戸時代の庶民を紹介するコーナーではちょんまげ姿の絵を見て「昔は皆こんな髪型だった?」と驚いていました。
現在の日本とは違う歴史の変遷を体感できました。

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浄土宗の天龍山法善寺境内に並ぶ参拝客相手の露天が横町に発展した路地で、織田作之助の小説「夫婦善哉」の舞台としても有名な法善寺横丁界隈をガイドにより案内。繁華街の派手なお店から一歩入ったところにある、風情ある大阪の街を見学。ランチとして大阪名物の串揚げを体験しました。

次に、伝統芸能である人形浄瑠璃・文楽の保存と発展のために建てられた国立文楽劇場の資料展示室で、関連する資料を見学しながら、文楽の基本についてガイドより説明を受けました。

大阪の最後は、かつて天下の台所と呼ばれた、食の都、大阪を代表する黒門市場。コロナ禍が来る前は、訪日外国人で溢れかえった場所ですが、現在は静けさを取り戻し、閉店しているお店も多かったですが、格安のお店を見つけてお土産を購入する参加者もいました。

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9月6日、最終日は神戸です。神戸開港以降、外国人と日本人が一緒に住んだ雑居地・北野を訪問。「なぜ、この洋館が残ったのか」有名でもない人物の館が残ったことが不思議だという感想。神戸に住む人がこの風景を愛し、震災で被害を受けた後も、修復、復興をした経緯を説明。

異文化が自然に融合している北野界隈を散策。北野神社、キリスト教協会、ムスリムモスクなど、あらゆる宗教施設が共存している様子は、日本文化の特徴をあらわすもので、留学生にとっては新鮮な風景であったようです。

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最後に、プログラムをしめくくるワークショップです。
現地視察に際し、気づきや感じたこと、特に出身国との違いについて参加者各自がメモを取るように事前に説明、依頼。京都から大阪から神戸の旅を時系列的に振り返りながら、グループ内で自らの感じたことを付箋に記し、ルートマップ上に貼り付けながらグループメンバーとシェアしてもらいました。
その後、4グループにてグループ毎の発表を行い、代表者だけでなくメンバー各自の感想も発表してもらいました。

参加者からは、「多様な国から参加していただいたので、それぞれ、異なった文化があり、日本文化との対比をするなかで、それぞれの国の文化を紹介し、その違いや同じところに大きく感銘を受けられていました」や、日本文化の特徴である、神仏習合の考え方は、事前講義の中でもふれていましたが、実際に、清水寺を訪問した際、地主神社が境内にあったことで、とても驚いている方が多くいました。また、神戸のまちで、「日本が西洋の文化を取り入れ、そこから独自の文化を醸成していった」ということがとても実感できたという感想が多かったです。

感染症拡大防止のため、様々な制約がありましたが、参加者方々にご協力いただき、無事終了することができました。

 

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