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日本遺産認定記念シンポジウム 旅引付と二枚の絵図が伝えるまち~中世日根荘の風景~

令和2年1月24日(金)日本遺産認定記念シンポジウム「旅引付と二枚の絵図が伝えるまち-中世日根荘の風景-」が、エブノ泉の森ホールにて開催されました。 今回、日本遺産に大阪府泉佐野市の「旅引付(たびひきつけ)と二枚の絵図が伝えるまち~中世日根荘(ひねのしょう)の風景」が選ばれたのを記念して開催されたものです。第一部の基調講演では、「世界一わかりやすい中世荘園「日根荘遺跡」と旅引付の世界」と題して、歴史作家・歴史研究家で、テレビ出演も多数されている 多摩大学客員教授の河合敦氏が、日根荘遺跡について、荘園の基本的な知識から領主の九条政基(くじょう・まさもと)が戦国期の文亀元(1501)年~永正元(1504)年の4年間、日根荘に滞在中に記したとされる「旅引付(たびひきつけ)」と呼ばれる日記に記載されている、政基の日々の生活や荘園支配・経営、当時の人々の様子やエピソードをわかりやすく説明していただきました。 第二部の基調講演では、クラブツーリズム株式会社 テーマ旅行部 顧問 黒田 尚嗣氏が「中世荘園「日根荘遺跡」を活かした観光都市 泉佐野」と題して、ご自身の出身地である三重県名張市黒田荘の「伊賀流忍者と荘園」と「日根荘」を比較されながら、日本遺産「日根荘」の魅力を時代別・テーマ別に案内する、顧客(観光客)の「日根荘」に対する認識を理解した上でガイドを進める、といった日本遺産ガイドの重要性について旅行のプロの立場から提言をされました。 また、五社音頭保存会の皆さんによる五社音頭を披露していただいた後に、パネルディスカッションがあり、関空に一番近い「中世日根荘の風景」をどのように発信するか、どのように見せていくか、SNSの強化や他地域との連携を図るなど数々の提案がなされました。 シンポジウムを通じて、絵図や日記に描かれ、中世から受け継がれてきた「日根荘」の風景に非常に興味をいだき、当時の生活・風景を追体験したい気持ちにかられました。