スタッフレポート

日本文化体感プログラム 7/26-7/29 日本万国博覧会記念基金助成事業「首都圏留学生の招聘プログラム」 首都圏留学 関西で日本文化を体感!

7月26日(月)から29日(木)の3泊4日の行程で、日本万国博覧会記念基金助成事業「日本文化体感プログラムを通じた首都圏の留学生との交流事業」を実施しました。今回は、和歌山県の紀伊山地の霊場と参詣道で歴史文化資源に触れていただき、また、温泉や川下りなどの体験を通して日本の歴史文化を体感していただきました。 参加者は、首都圏の大学に通う留学生13名と地元和歌山大学の学生3名。 事前の講義は、インターネットによるオンデマンド配信で実施。 日本文化体感プログラムのオリジナルテキスト「Touch the spirit of Japan」を用い、日本らしさ について、いくつかの切り口より解説しました。

7月26日、首都圏の学生は、新幹線で新大阪へ。そこで和歌山大学の学生と合流しました。 移動はバス。一路、和歌山を目指しました。 今回は、田辺ツーリズムビューローに熊野古道でのコーディネート依頼。熊野古道館でガイドと合流し、ツアーのスタートです。ここでは中辺路の入口となる滝尻王子の説明を聞きました。 宿泊所到着後、川湯温泉にてオリジナル露天風呂掘り体験します。 川底から絶えず湧き出す70度以上の源泉に、熊野川支流大塔川が混ざり合い、程良い温泉を掘る。初日の緊張感を解くため、全員協力して作業を行うことで、互いに打ち解けることができました。

2日目は、伏拝王子から熊野本宮大社への熊野古道ウォークからスタートです。 発心門王子から熊野本宮大社までの古道は、熊野古道中辺路のクライマックス。今回は暑さを 考慮して、伏拝王子からの4㎞コースに短縮。現地ガイドのマイクさんより英語による解説を受けながら、古の熊野三山を巡る旅を追体験しました。

昼食後は、上皇や貴族たちが熊野本宮大社をお参りした後、熊野速玉大社へ向かうために利用した川の参詣道。川船乗船体験です。留学生と地元大学生の混合チームで素朴な木造の小舟にのり、平安時代の参詣を追体験した。また、到着先の熊野速玉大社では、熊野速玉大社参詣曼荼羅を前にガイドのマイクさんより、昔の参詣について詳細な説明を受けました。 到着先の熊野速玉大社では、熊野速玉大社参詣曼荼羅を前にガイドのマイクさんから、昔の参詣について詳細な説明を受けました。

3日目は、日本有数のマグロ延縄漁の漁業基地として有名な勝浦漁港で開催されるセリの見学からスタートです。床一面に並ぶマグロを間近で見ながら、ガイドのマイクさんからマグロについて学びました。 昼食後は、熊野三山の最後、熊野那智大社へと向かいます。 まず、大門坂の茶屋で、平安時代に熊野を巡った貴族や宮中の女官の衣装を身にまとい、往時の巡礼を追体験しましたた。 衣装や帽子の重さに驚くと共に、草履で石段を歩く難しさを体感し、巡礼の大変さを味わいました。

記念撮影の後は、463段の石段を登り、標高500mの場所に建つ熊野那智大社、社殿6棟を参拝。また、神仏習合の過程で熊野那智大社と密接な関係を持つようになった隣接する青岸渡寺も訪問。ここでは、日本の神道と外来の仏教が如何に融合していったかを、眼前に隣接する神社と寺社を見ながら、体感いただきました。 次に、熊野那智大社の別宮である飛瀧神社の御神体である那智の滝を見学。日本人の宗教観として、自然を崇拝し畏敬の念を持つこと、また、大きな山を見ると、そこに山の神を感じ、大きな滝を見ると、そこに水の神がいると感じることをガイドから説明していただきました。 和歌山での行程を終えて一路大阪へ。途中、南紀の雄大な自然の1つである、地質学的な変化が作り上げた橋杭岩を見学。干潮時であったため、巨岩の間近まで接近することができ、その迫力を体感しました。

最終日の大阪では、午前中、国立文楽劇場、黒門市場、法善寺横丁など道頓堀界隈をガイドの案内で散策しました。 午後からは、熊野古道での体験を留学生と地元大学生の混合チームで、振り返りのワークショップをおこないました。 何を感じたのか、自分の国との違いは、また同じだと感じたところは。など、それぞれ旅の間に書き留めたメモを片手に、意見を交換し、班毎で発表。今回のプログラムを終了しました。 感染症拡大防止のため、様々な制約がありましたが、参加者方々にご協力いただき、無事終了することができました。