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日本万国博覧会記念基金助成金事業を展開

「日本文化体感プログラムを通じた首都圏の留学生との交流事業」を実施

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日本万国博覧会記念基金助成金事業として、「日本文化体感プログラムを通じた首都圏の留学生との交流事業」を8月5日~8日、9月2日~5日の日程で実施しました。
このプログラムは、首都圏の大学に在籍している留学生に対し、関西の厚みのある歴史や文化財に直接触れる機会を提供することで、日本への理解を深めると共に、日本の歴史的文化背景を深く知ることにより、自らの専門領域での理解にも役立てていただくことを目的に実施しました。
プログラムの概要は、
①事前講義(90分)を東京にて実施
 日本の歴史上、どのように海外文化を吸収し、独自文化に昇華させてきたか、日本文化の特徴はどういったことにあるかなどを様々なキーワードで紹介
②関西の歴史文化資源を2泊3日でめぐる
 日本の歴史を時代順にめぐることのできる歴史街道のルートをたどり、仏像・建築の変遷を理解し歴史・文化を体感。歴史文化の発信や国際交流に興味ある地元大学生を交え、専門ガイドから説明を受けながら日本文化を体感。
③参加者全員でワークショップ
 訪問したところでどういったものに日本文化を感じ、また、自国の文化との違いや共通点をどう感じたかなど、ワークショップで学びの振り返りを実施

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☆事前講義
日本文化体感プログラムのオリジナルテキスト「Touch the spirit of Japan」を用い、日本らしさ
について、いくつかの切り口より解説を実施。
8月のセッションでは首都圏の参加者16名の内15名が中国出身であるため、テキストの中国語翻訳を行い、講義も中国語対応可能な講師により実施し、参加者の理解を深めることができた。
なお、フィリピンから参加の留学生に対しては、別室にて英語テキストを用いて英語にて説明。
9月のセッションでは首都圏からの参加者は13名。中国、ラオス、インド、ポーランド、スペイン出身ので、深い内容を理解していただくため、英語で説明をおこないました。

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☆現地訪問
【1日目】東京―(新幹線)―名古屋 [近鉄乗換]名古屋 ― 宇治山田駅・・・昼食・大喜「御師弁当」 = = 伊勢神宮 内宮参拝 ・・・ おかげ横丁・おはらい町 = == ホテル(奈良)

①昼食「御師(おんし)弁当」(大喜)
伊勢神宮への参拝を勧誘するため全国に派遣された御師についてガイドより説明を加えながら、弁当の中身についての解説も受けました。

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②伊勢神宮 内宮参拝
伊勢神宮の歴史、天照大御神など神話について説明を受けた。参拝の前のお清めや、2礼2拍1礼など、基本的な神社の参拝方法についても希望者のみ実践。

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【2日目】早朝散歩 猿沢池から興福寺境内を散策 朝食後ホテル出発 = = 東大寺拝観  =宇治へ移動=…… 平等院拝観 ……(昼食) ……(宇治川・塔の島散策)……福寿園宇治工房(体験・抹茶づくり)…… =京都へ移動 = ホテル

①早朝散策
ホテルから徒歩にて興福寺の境内を散策。中金堂、五重塔など、奈良時代の藤原氏の繁栄等を学びます。五重塔が地震で倒れない原理や中金堂の屋根上にシビが飾られる理由などについても紹介。猿沢池周辺では妥女伝説などについての話を聞きました。

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②東大寺拝観
奈良公園を通り、東大寺を拝観。奈良時代に大陸から入った仏教は個人救済よりも国家鎮護のため
に日本に入って来ているなど、仏教導入の歴史について学びました。
※8月はちょうど大仏さんの御身ぬぐいの日。汗びっしょりの清掃を終えた方々がいらっしゃいました。防火のための消防訓練の様子も見学できました。

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③平等院鳳凰堂訪問
藤原頼道個人の救済のために建てられた平等院鳳凰堂を視察し、国家鎮護から個人救済、特に阿弥陀信仰が盛んになった平安時代の仏教について学んだ。奈良時代の東大寺と比較することで、日本の仏教の変遷を理解してもらいました。また、鳳翔館では、阿弥陀如来の御来迎について解説を聞き、浄土信仰の死生観を理解していただきました。

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④抹茶作り(於 福寿園)
抹茶を飲む体験を既に済まされている方々もいたので、日本文化のきめ細やかさを体感いただくため、抹茶作りを経験していただいた。特に石臼を挽いてお茶の葉から抹茶の粉末を作り出す作業は繊細さを要求され、日本の伝統的なモノづくりに込める職人の思いを感じていただけました。

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【3日目】ホテル出発 = = 伏見稲荷大社参拝 = = イオンモール(昼食・各自)…… ワークショップ(京都駅周辺) 解散

①伏見稲荷大社参拝
伊勢神宮参拝を経験しているので、清めや参拝方法については自ら実践される参加者が多かったです。伊勢神宮が日本人の心のふるさととしてとらえられることが多いのとは対照的に、伏見稲荷大社ではビジネスマンなどが成功をお祈りし、または、成功のお礼の気持ちから鳥居が寄贈することなどを説明しました。参加者には2つの神社の違いについて、体感していただけたと考えています。外国人観光客の数に驚いた留学生も多かったです。

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☆ワークショップ
【進行について】
①現地視察に際し、気づきや感じたこと、特に出身国との違いについて参加者各自がメモを取るように事前に説明、依頼しました。
②歴史街道推進協議会が設定する日本の歴史を時代の流れに沿ってたどることのできる「伊勢~飛鳥~奈良~京都~大阪~神戸」のメインルートの内、今回のルート(伊勢→奈良→宇治→京都)を時系列的に振り返りながら、グループ内で自らの感じたことを付箋に記し、ルートマップ上に貼り付けながらグループメンバーとシェアしてもらいました。
その後、3グループにてグループ毎の発表を行い、代表者だけでなくメンバー各自の感想も発表してもらいました。

               

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