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教育プログラム 奈良教育大学と共催で実施(11/16) 親子で学ぶ・食べる奈良 金魚とお城のまちをめぐる

11月16日、「親子で学ぶ・食べる奈良 金魚とお城のまちをめぐる」を実施しました。
「平和のシンボル、金魚が泳ぐ城下町」大和郡山。1724年に柳澤吉里が甲府より国替えになったとき、金魚が伝えられたと言われています。その後、幕末には下級武士の内職として、江戸末期から明治初期にかけては農家の副業として養殖されました。このように大和郡山市の金魚とお城には、深いつながりがあります。

今回は、大和郡山市の金魚とお城について学ぶプログラムを奈良教育大学との共催で実施しました。
まず、三の丸会館の会議室で奈良教育大学の河野先生から「金魚とお城について」のお話をうかがったのち、2班の分かれて市内を散策。
豊臣秀長公から「兄の豊臣秀吉公をもてなす茶会をするから何か珍しい菓子を作るように」と命じられ、粒餡を餅で包みきな粉をまぶしたお菓子を献上したところ秀吉公はたいそうお気に召され、天正年間(1580年代)に「鶯餅」の御銘を頂戴したという菊屋を訪問。菊屋26代目の社長の菊岡様からお店のつくりや和菓子のことについて丁寧にご説明いただき、名物の「御城之口餅」を賞味しました。
また、「こちくや」ではポイには表裏があること、金魚をすくうときのコツなどを聞き金魚すくいを体験。たくさんすくえた人はちょっと自慢気でした。

城下町を散策した後は、郡山城跡へ。
柳澤神社、天守台展望台、石垣では逆さ地蔵の見学。展望台からは遥か東大寺大仏殿が眺望できる景色を楽しみました。
最後は柳沢文庫を見学し、アンケートに答えていただいてから解散となりました。
13組35名の方にご応募いただきましたが、当日体調不良などで5組の家族がキャンセルされ、18名での実施となりましたが、皆さん、秋空のもと、親子でプログラムを楽しんでいただきました。