スタッフレポート
中山道・宿場めぐり① 近江の宿場を満喫「東海道と中山道の分岐点・草津宿編」(10/31)
中山道は、江戸時代の五街道のひとつ。古代の東山道をほぼ踏襲、修復したものです。慶長5年(1600)、関ヶ原の合戦で勝利を治めた徳川家康は天下統一を果たしました。天下統一とは、ひとつには全国の交通路を掌握すること。家康は、慶長6年、全国統治上の最重要幹線ともいうべき東海道に伝馬制度を定め、翌慶長7年には中山道にも伝馬制度を設けました。 今回は、京都三条から発した東海道と中山道の分岐点となる草津宿を訪ねました。東海道の宿場として、また、中山道との分岐点として果たしてきた役割などのお話を伺い、その後、宿場の中になる老舗・寿司清で名物と言われる「はこずし」が入った寿司清御膳をいただき、午後から草津宿を散策しました。
10月31日、草津駅に集合し、草津宿街道交流館館長の岩間さんの案内で、まずは講義の会場へ。「本陣や道標が現存する宿場町」と題してお話を伺いました。 「中山道の終点(起点)は京都?」や草津宿の特色として東海道と中山道の分岐点にある草津宿の役割や現存する道標、そして天井川など写真や資料をまじえ丁寧に説明していただきました。 講義の後、中山道を歩きながら、講義でお話していただいたポイントの説明を聞きながら昼食会場へ。 昼食後は、草津宿街道交流館で展示品を前にさらに草津宿のことの説明を聞き、4色刷りの浮世絵づくりにも挑戦しました。 最後に東海道に残る2つの本陣のうちのひとつ、国の史跡にも指定されている草津宿本陣へ。 収蔵品や建物のつくりなどを見学しました。 今回は中山道の宿場めぐりの第一回目。近江の中山道の宿場にスポットをあてたウォークイベントを柏原宿まで実施する予定です。