スタッフレポート

首都圏留学生の招聘プログラム2023 伊勢~奈良~京都~大阪で日本の歴史文化を体感

9月4日(月)から7日(木)の3泊4日の行程で、日本文化体感プログラムを通じた首都圏の留学生との交流事業を実施しました。今回は、メインルートの中から、伊勢、奈良、京都、大阪をめぐりました。 協議会では、日本人の精神性、日本らしさ、美意識の背景である歴史・文化について、様々なキーワードを使い分かりやすく解説するプレゼンテーション(座学)と、実際に現地に赴き、本物の歴史文化に触れ、体感していただくことで、日本文化、日本人の精神性(こころ)の理解につなぐことを目的に留学生を対象に様々なプログラムを企画・実施しています。 今回実施した首都圏留学生の招聘プログラムは、2020年度から実施し本年で4年目、計6本となります。このプログラムでは、首都圏の大学に在籍している留学生に対し、関西の厚みのある歴史や文化財に直接触れる機会を提供することで、日本への理解を深めていただくと共に、日本の歴史的文化背景を深く知ることにより、自らの専門領域での理解にも役立てていただくことを目的としています。 首都圏からは、キルギスタン、ブータン、バングラディッシュ(2名)、アフガニスタン、中国、カナダ、インド(2名)、シンガポールからの留学生10名。関西からは、大阪公立大学の日本人学生2名が参加し、計12名で実施しました。

9月4日、東京から名古屋を経由し宇治山田駅に到着した留学生を日本人学生と出迎えました。 まずは、駅前の大喜へ。それぞれ「名前、出身地、ワンコメン」の簡単な自己紹介をしたのち、全国で神宮への参拝を勧誘したという御師にちなんで再現された「御師弁当」で昼食。 昼食後はバスで内宮へ。ガイドの案内で、参拝しました。参拝後は、おはらい町、おかげ横丁で自由行動。シーズン最後の赤福氷を食べたり、写真を撮ったり、土産物を買ったりとそれぞれの時間を過ごしました。 伊勢を後に一路奈良へ。山の向こうに広がる奈良市の風景には歓声があがっていました。

9月5日。参加したい方のみで奈良の早朝散歩。宿泊がJR奈良駅前だったので、少し駆け足の散歩となりましたが、猿沢池から興福寺の五重塔、中金堂、南円堂を散策。木陰で休む鹿に遭遇するとまた歓声が。 朝食後、バスで出発。東大寺へ。県庁前の駐車場から南大門を通って、大仏殿を見学しました。「大仏さん」はいつ参拝しても圧巻の迫力を感じます。 奈良を後にして、次の訪問地宇治へ。宇治では、平等院を見学、昼食の後、福寿園宇治工房で抹茶づくりを体験しました。プログラム後の感想で「抹茶の値段は高い!と思っていたけれど、作る労力を体験したので、納得の値段です」。かなり苦労して1杯の抹茶ができたようです。 宇治から京都へ。烏丸御池のホテルで一休みした後、夕食場所へ。三条大橋から先斗町界隈と京都の町の雰囲気を味わっていただきました。

9月6日は、京都。 まず、妙心寺の法堂で雲竜図を見学後、塔頭・退蔵院へ。松山大耕副住職から座禅の意味などをお聞きしながら座禅体験、国宝の瓢箪図や史跡名勝・枯山水庭園「元信の庭」、そして四季折々の景色が美しい池泉回遊式庭園「余香苑」を見学しました。 見学後、精進料理の昼食を堪能し、次の訪問先・丸益西村屋へ。 ここでは、江戸時代に発達した、日本を代表する文様染である友禅染を体験しました。染め方を教えてもらい、自分たちの好きな型紙を選んで、オリジナルのハンカチづくりを楽しみました。 最後に清水寺へ。本堂前の弁慶の錫杖の説明を聞き、持ち上げに挑戦。小錫杖は持ち上がりましたが、さすがに大錫杖はびくともしませんでした。本堂、音羽の滝を見学し、門前での買い物を楽しんだ後、大阪へと向かいました。

9月7日、最終日は大阪城訪問とワークショップです。 ホテルから徒歩で大阪城へ。石垣や大手門などの造りなどの解説を聞きながら天守閣へ。天守閣で大阪城の歴史について見学し、最上階へ。暑い日でしたが、気持ち良い風が吹く中大阪の町並みを見渡しました。

最後のワークショップでは、プログラム全体を振り返りました。 滋賀県立大学非常勤講師の佐々木氏のファシリテーターで2班に分かれてスタート。 ワークショップでは、今回の旅行で訪問した場所での体験で、母国の文化と異なる点、母国の文化と似ている点を各自付箋に書き出し、それを歴史街道のマップに貼り付けていきます。 それぞれテーブルでは、自分たちの国の文化について、何が印象に残ったのか、それぞれが活発に話し、スタッフも熱心に聞き入っていました。 最後に班毎で発表していただき、終了となりました。 アンケートの声から「Amazing program. I really enjoyed my trip. Thank you very much」「Thank you very very much! I never forget Japan! I will miss… I love Japan!!!」「Yes because we had very talented and experienced tour guides」「ワークショプでこの研修期間中に感じたことをシェアしてもらえたので、こういうことが日本文化と違うことなのかと気づくことができた。このプログラムを参加させていただきありがどうございました。日本の歴史と文化を勉強しました」「I really appreciate the opportunity and enjoyed a lot about the trip.」「 I am grateful to the organisers」「It's fine」皆さん、日本文化を楽しみ、喜んでいただけたと感じています。