古地図で歩く西国街道
「西国街道」は、京都の東寺口から西宮へ向かう江戸時代の主要道路で、江戸時代には「山崎通」(やまざきみち)などと呼ばれました。
律令時代からの「山陽道」を起源とし、幾多の人や物が行き交ったばかりでなく、時代の軌跡を数多く刻んできました。
リレートークでは、講演会では江戸時代、幕府が作った国絵図を参考に「西国街道」について学芸員が語ります。
■西国街道スタンプラリー
西国街道沿いの博物館を訪ねて、スタンプを4つ集めると、抽選で30名様に「JR西日本オリジナルエコバック」をプレゼント
開催期間:令和元年9月8日(土)~12月27日(金)
レポート
「西国街道」とその周辺の旧街道をテーマに、街道沿いの市町の資料館、博物館などの文化施設と連携したイベント「魅力再発見 西国街道」。今年のリレーウォークは、「古地図で歩く西国街道リレーウオーク」と題し、9月28日の尼崎市編を皮切りに11月30日の茨木市編まで、9回にわたって開催されます。
第1回 尼崎市編「富松城(とまつじょう)から有岡城まで」
実施日 令和元年9月28日(土) 参加者48名
○尼崎市教育委員会主催、富松城跡を活かすまちづくり委員会の共催で、戦国時代の城跡で細川高国や三好長慶の陣所にもなった富松城跡から、惣構え城館として整備された有岡城まで、古地図を片手に旧街道を通り、今に残る歴史の足跡をたどりました。
富松城跡を活かすまちづくり委員会代表の挨拶の後、戦国武将、雑兵に扮した3名を含む約20名のスタッフとともに富松城跡を出発、西向きの造り出しを持つ古墳時代中期の帆立貝式古墳「御願塚(ごがづか)古墳」へと向かいました。
御願塚古墳では尼崎市教育委員会の学芸員による解説のほか、三好長慶の肖像画を三択で当てるクイズも行われました。
一行は尼崎市から伊丹市へ。杜若寺(とじゃくじ)霊園内の門脇にある道標(みちしるべ)を見学後、大坂-伊丹道を通り、ひよどり広場(鵯塚砦跡)、墨染寺(上臈塚砦跡)へと要所要所で解説を聴き、さらに伊丹郷町館・旧岡田家住宅へ。解説・ビデオ鑑賞・見学の後、有岡城大溝跡から最終目的地・有岡城本丸跡へ。ここで解説、解散となりました。
概要
- ■講演会
「国絵図と西国街道」
〇テーマ説明、総論
「江戸幕府がつくった国絵図」
西宮市立郷土資料館 笠井今日子
〇講演
「国絵図にみる伊丹とその周辺の道筋」
伊丹市立博物館 俵谷和子
「国絵図にみる摂津国島上群・島下郡」
茨木市立文化財資料館 高橋伸拓
「国絵図の変遷と集落」
大山崎町歴史資料館 福島克彦
〇パネルディスカッション
「国絵図と西国街道」
高槻市立しろあと歴史館 西本幸嗣
茨木市立文化財資料館 高橋伸拓
吹田市立博物館 池田直子
伊丹市立博物館 伊藤忠章
大山崎町歴史資料館 福島克彦
西宮市立郷土資料館 笠井今日子 - 開催日2019年09月08日(日)
- 時間13:00~17:00(予定)開場12:30
- 場所西宮市役所 東館8F 大ホール
- 料金入場料無料
- 申込方法はがき・Eメール・FAXで、下記の事項を明記のうえお申込みください
後日、参加証をお送りいたします。
①参加代表者の氏名
②電話番号
③郵便番号
④住所
⑤参加人数(本人含む) - 〆切9月1日(日)
- 問合せ先歴史街道推進協議会
TEL:06-6223-7744
FAX:06-6223-7234
E-mail:r-kaido@rekishikaido.gr.jp