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歴史ものがたりセミナー

<イベントレポート>印ばん手と大阪「―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手」への誘い

 今回の歴史ものがたりセミナーは、2022年7月16日から9月4日まで大阪歴史博物館で開催されている特別企画展「印ばん手と大阪「―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手」への誘い」との連動企画として、企画担当者本人が特別展についての魅力や見どころについて解説いただける人気の企画です。
 大阪歴史博物館で学芸員の中野朋子氏が講師として、「明治維新。いわば国を挙げての構造改革が行われた時期、やきもの産業も大きな岐路に立たされました。瀬戸・美濃、有田などの陶業地においてはより大規模な生産を行い、工業化が進む中、ヨーロッパのプリントウェアに影響を受けて焼かれはじめたのが印ばん手で、明治時代にはその製産が最盛期を迎えました。本講座では、明治期から昭和初期にかけて全国各地でさかんに生産された日常使いの器「印ばん手」の大阪での受容に注目して、印ばん手の歴史とその魅力について解説いただきました。
 セミナー終了後は、参加者の皆様と一緒に特別企画展を鑑賞され、展示物の解説や質問にお答えするなど、印ばん手の歴史について学んでいただきました。

 歴史街道倶楽部ではこれからも、歴史のまちウォークや歴史ものがたりセミナー、伝統芸能鑑賞会など、歴史文化に触れるイベントを会員の皆様へお届けしてまいります。
是非ご期待ください!