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<イベントレポート>滋賀・堅田に遺る伝説をたどる

このイベントでは、滋賀県の湖西、堅田エリア巡るウォークです。
ガイドには、歴史の旅人「日本の美百選」でお馴染みの、成安造形大学教授 加藤賢治氏にご担当いただきました。

JR堅田駅からスタートしたこのウォーク。
まずは堅田の名所である浮御堂を目指します。

浮御堂は平安時代、恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建立したと伝わりますが、浮御堂のお堂は、陸地ではなく琵琶湖に向かって開かれています。
これは、恵心僧都が比叡山から琵琶湖を眺めた際、成仏できない魂がたくさん湖を漂っていたことから、それらを成仏させるために浮御堂が建てられたため、琵琶湖に向かって開かれているのだという「伝説」が加藤教授より披露されました。

その後、湖族の郷資料館や、光徳寺、居初家・天然図画亭では、地域所縁の方々から堅田に残る逸話や伝説の話を伺いました。
また、堅田には松尾芭蕉の所縁の地が多く残っており、芭蕉が名月とともに俳句を詠んだ十六夜公園では、参加者は当時の情景に思いをはせていました。

琵琶湖大橋のかかる堅田は現代でも交通の要所ですが、かねてから舟運の要所であったこの地には多くの人が行き交い、その結果多くの伝説が残っていました。
そんな堅田の歴史の一部を垣間見ることができたこのウォークに、参加者の方々は満足して帰路につかれていました。

歴史街道倶楽部ではこれからも、歴史のまちウォークや歴史ものがたりセミナー、伝統芸能鑑賞会など、歴史文化に触れるイベントを会員の皆様へお届けしてまいります。
是非ご期待ください!