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イベント報告:京の冬の旅 非公開文化財特別公開

 ~「京の御大礼 雅の御所文化」と「明智光秀と戦国の英傑たち」~

■泉涌寺 霊明殿・御座所

東山三十六峰の一嶺、月輪山の麓に鎮座する泉涌寺は、皇室の菩提寺で御寺(みてら)と呼ばれる真言宗泉涌寺派の総本山です。
明治17年に再建された霊明殿には、歴代天皇のお位牌が祀られています。
御座所は、「侍従の間」「勅使の間」「玉座の間」「女官の間」「門跡の間」「皇族の間」の六室に分かれており、皇族が御陵・霊明殿に参拝される際の休息所として現在も使用されています。

■大徳寺 方丈・法堂・唐門/総見院

大徳寺は22の塔頭寺院を持つ臨済宗大徳寺派の総本山です。
方丈は京都の豪商・後藤益勝の寄進により再建されました。狩野探幽の筆になる襖絵は重要文化財、枯山水の前庭は特別名勝庭園です。
法堂の天井画「雲龍図」は方丈の襖絵と同じく狩野探幽の筆になるもので、手を叩くと龍が鳴いたように音が響くことから「鳴き龍」として有名です。
唐門は豊臣秀吉の聚楽第の遺構で、龍・鯉・孔雀などの豪華な彫刻が見事です。

総見院は、天正11年(1583)、豊臣秀吉が創建しました。本堂の織田信長坐像は、信長の一周忌法要にあわせて作られたもので重要文化財に指定されています。
境内には、信長ほか一族のお墓があります。
お庭には、豊臣秀吉が千利休から譲り受けて植えたといわれる樹齢400年の侘助椿がありましたが、木を弱らせることのないよう開花の前に剪定されるため、花を見ることはできないそうです。

■光照院

南北朝時代に後伏見天皇の皇女・進子(ますこ)内親王(自本覚公宮(じほんかくこうのみや))によって創建された尼門跡寺院で、「常磐御所」とも呼ばれます。
昭和天皇御大典の際の大嘗宮朝集所の建物が移築された常磐会館でご住職のお話をお伺いしたあと、本堂で本尊・清凉寺式釈迦如来立像や田能村直外が描いた天井画を拝観しました。
旧桂宮御殿の一部が移築された書院からは、樹齢500年の五葉松を眺めました。

昼食は、ハイアットリージェンシー京都内の日本料理レストラン「東山(とうざん)」でコース料理をいただきました。上品なお味のお料理は、ご参加の皆様に大好評でした。
予定の時間に1分と遅れることなく全てのお料理を出していただき、素晴らしいサービスに驚きました。

歴史街道では、セミナーやウォーク、バスツアー、歌舞伎や文楽などの伝統芸能鑑賞会など、歴史文化に触れていただくイベントを定期的に実施しています。皆様のご参加および歴史街道倶楽部へのご入会をお待ちしております。