MENU
イベント

イベント

難波から飛鳥へ

日本最古の官道「竹内街道」を歩く

募集内容

実施日
2008年11月16日(日)

行程

【Aコース】
近鉄上ノ太子駅・・・叡福寺・・・竹内街道歴史資料館・昼 食・・・竹内峠・・・竹内集落・・・長尾神社・・・近鉄磐城駅

【Bコース】
近鉄上ノ太子駅・・・叡福寺・・・孝徳陵古墳・・・竹内街道歴 史資料館・昼食・・・二子塚古墳・・・推古陵古墳・・・用明陵古墳・・・近鉄上ノ太子駅

レポート

実施日:2008年11月16日(日)

参加人数:Aコース 50名 / Bコース 50名

夫婦でBコース・Aコースに分かれて参加しました。Bコース周辺は、6世紀末から7世紀中ごろまでの古墳時代 終末期の古墳が集中し、天皇・皇族級の大古墳が多いことから、別名「王陵の谷」とも呼ばれています。梅の花びらが5枚であること にちなんで、梅鉢御陵と呼ばれる敏達・用明・推古・孝徳天皇陵と聖徳太子廟の五つの陵墓があるのは、この時代の政治・経済・文化において 絶大な権力を持ち、天皇家と姻戚関係のあった蘇我氏の根拠地であったためと思われます。まず叡福寺でご住職のお話を聞き、宝物殿、聖徳太 子廟を見て、孝徳天皇陵まで歩きました。
叡福寺から六枚橋を経て、昔の風情を残す竹内街道を通り、孝徳天皇 陵を見たあと、5分ほど歩いて竹内街道歴史資料館で昼食を取りました。その後、「道の駅 近つ飛鳥太子の里」でしばしのお買い物タイムを取り、二子塚古墳、推古天皇陵を経て、最後の見学地、用明天皇陵に着きました。案内をしていただいた羽曳野市でボランティアガイド をしておられる「フィールドミュージアムトーク史遊会」の方々は、さ すがによく勉強されていて、詳しく楽しいガイドが大変よかったです。

Aコースは竹内街道歴史資料館から竹内峠越えの行程。昼食 後、歴史資料館を出てすぐに国道に合流し、しばらく行くと休憩所「万 葉の森」があり、地元で採れた新鮮な野菜などが販売されていて、たく さん買われた方もおられました。峠の頂上手前で昔からの竹内街道へ。 ずっと登りで少しきつかったのですが、頂上からはすばらしい景色。疲 れもどこかへ吹っ飛んだようでした。ここからの下り道では「落ち葉が ぬれているので、足元に気をつけて」とボランティアガイドの方から声がかかり、気持ちをぎゅっと引き締めて歩きました。最後の長尾神社までの道の両側には昔風の家屋もあり、旧街道の面影をしのばせるいい光景でした。ガイドの皆様、いいお話をありがとうございました。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載