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中山道・武佐宿と近江商人発祥の地

てんびんの里 五個荘を歩こう!

武佐宿:旅籠前で説明を聞く

イベント中の風景

中山道

近江商人屋敷

中山道は江戸と京を69宿で結ぶ街道。太平洋側の「東海道」、日本海側の「北国道」、これらに対して山間を往くので「中山道」と名付けられたそうな・・・・。
今回はその内、江戸から66番目の武佐(むさ)宿から五個荘へ向けて約8キロウォークしていただきます。 江戸時代本陣1・脇本陣1・旅籠23軒を擁し500人強の人が住んでいた宿場で、町並みは約900m、愛知川宿へは9.8km、守山宿へは13.7kmの位置にあります。
お昼の楽しみは?? 旅の楽しみの一つはお昼ご飯 ! 今回ご用意するのは伝統のご飯と地元の食材を使ったお弁当。乾燥クチナシの実を入れて炊いた「黄飯(きめし)」、湖東地方の郷土料理「丁字麩のからし和え」など、てづくりの味をご賞味ください。
「頭に菅笠、合羽を羽織り、手甲脚絆に、草鞋掛け、腰に手控え帳ぶら下げて、 天秤担いで旅を行く~~~~」
こうした格好で近江を本拠に日本全国をまわり、一介の商人から大商人に成った・・・それが「近江商人」といわれる人達です。その「近江商人」発祥の地といわれる東近江市五個荘。特に金堂(こんどう)地区は白壁と舟板張りの土蔵や屋敷が点在する五個荘商人の本宅群、古代条里制が基礎の荘厳な神社仏閣を中心に形成された町並み、湖東平野を代表する農村集落、これら和風建築群が歴史的景観を保存しているとして、平成10年国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されました。

募集内容

実施日
2009年4月4日(土) 雨天決行
集合場所
JR近江八幡駅改札前
受付・集合
9時20分
募集人数
100名様(先着順/最少催行人数20名) 
※会員の同伴者も受付いたします。  
但し、申込時に会員加入手続きをお願いいたします。
参加費用
お一人様 3,200円     
含まれるもの 説明員費用・昼食代・入館料・旅行傷害保険
含まれないもの 集合場所までの往復交通費・行程中の個人的費用
主催
歴史街道推進協議会
後援
近江八幡市
協力
東近江市観光協会

行程

JR近江八幡駅・近江鉄道近江八幡駅+++++武佐駅・・・武佐宿散策・・・中山道ウォーク(約8キロ)・・・五個荘:昼食(生き活き館)・・・五個荘、近江商人屋敷(外村宇兵衛邸、外村繁邸、中江準五郎邸)見学・・・生き活き館16:00ごろ終了解散
※武佐宿、五個荘ではボランティアガイドの案内があります。
※諸事情により一部変更になることがあります。

レポート

実施日:2009年4月4日(土) 雨天決行

参加人数:132名

春の桜咲く一日を、近江八幡市の武佐から東近江市の国の重要伝統的 建造物群保存地区である五個荘金堂地区へと歩きました。武佐は、徳川 幕府が制定した五街道の一つ、中山道の江戸より六十七番目宿場町。参勤交代の大名らが行き来し、にぎわいました。天正年間に八幡山に豊臣秀次が築城、城下町を築き、廃城のあとも近江商人の町として発展、栄えたことで中心地が移り、武佐は開発されずにひっそりと宿場町の風情を今に伝えています。近江鉄道の武佐駅で近江八幡市のガイドさんと合流、駅から少し離れた西宿の大きな楠のある伊庭貞剛邸跡へ。聞きなれない名前でしたが、近江佐々木家の流れをくむ名家で明治の初め、裁判所の判事から「大阪住友」に入社。別子銅山の煙害問題に力を注ぎ、環境問題という言葉のない時代から解決への糸口を見出し、工場移転や煙 害で荒れた山の植林に巨費を投じるなど、偉大な業績を残された住友財閥発展の尽力者と知りました。武佐宿へ戻り、宿場内を進むと本陣跡や 陣屋跡の軒先に地元の小学生が卒業記念に作った木彫りの案内板があり、宿場保存への思いがうかがえました。本陣跡の前には「旅籠中村屋」があり、滋賀県下唯一残る旅籠で創業400年余の現在も営業 をされているとのことでした。
 武佐宿の出口「大門跡」でガイドさんと別れ、安土町の2000年以上昔に形成された国の史跡、老蘇の森の奥石神社を通り、雲行きが怪しくなったので足早に五個荘金堂の町へ。生き活き館で珍しい乾燥くちなしの実を入れて炊いた「黄飯」と湖東地方の「丁字麩のからし和え」 などの郷土色豊かなお弁当をいただきました。降り出した雨のなか、てんびん棒を担ぎ、全国を行商することで富を築き、贅を尽くした近江商人の屋敷(外村家、中江家)を見学。今も受け継がれている白壁、舟板張りの屋敷の町並み散策を楽しみました。