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歴史街道奈良時代ゾーンから近代ゾーンへタイムトリップ

イベント中の風景:東大寺

イベント中の風景:神戸旧居留地

奈良:東大寺

神戸:旧居留地

平成21年3月20日に阪神なんば線が開通し、近鉄電車奈良駅より阪神電車三宮へ乗り換えなく行き来することができるようになりました。所要時間は快速急行利用で片道約80分と、とても近くなりました。歴史街道でいうと、奈良時代ゾーンから近代ゾーンが一つにつながったことになります。
そこで今回は、午前中に奈良時代の象徴、奈良東大寺を訪れます。講話をしていただき、その後国宝の仏像が数多く安置されている三月堂の拝観とお水取りで有名な二月堂へ、そして大仏殿の拝観をしていただきます。奈良時代になぜあのような大きな仏像をつくることになったのか?講話の中で聞くことができるかもしれませんね。
午後からは近代ゾーンの神戸です。幕末、開国を迫られていた江戸幕府は1868年に兵庫の東側に港を開き外国人居留地を設けました。明治以降国際都市として発展した港神戸の町を散策していただき、神戸市立博物館で神戸港開港にまつわるお話をしていただく予定です。
奈良と三宮間は相互直通運転開始記念「阪神⇔近鉄お試しチケット」を使い各自で移動していただきます。奈良で時間を多く過ごしていただき再集合に間に合うように三宮へ移動していただいてもOK!一時解散後早めに移動していただき三宮で時間を多く過ごしていただいてもOK!1日乗り放題なので、途中、新駅やお好きな駅で下車していただきながら三宮へ移動していただいてもOK!快速急行も1時間に3本あるのでとても便利です。
奈良で古のときを感じ、新線で現代を体験し、神戸で異国情緒を味わえる贅沢な1日を是非ご一緒に過ごしませんか。

募集内容

実施日
2009年4月25日(土) 雨天決行
集合場所
奈良 東大寺南大門前
受付・集合
9時15分
募集人数
100名限定(先着順/最少催行人数20名) 
※会員の同伴者も受付いたします。  
但し、申込時に会員加入手続きをお願いいたします。
参加費用
お一人様 3,200円     
【含まれるもの】
 「阪神⇔近鉄お試しチケット」、拝観料、入館料、説明員費用、旅行傷害保険

【含まれないもの】
 昼食代・集合場所までの往復交通費・行程中の個人的費用
主催
歴史街道推進協議会

行程

東大寺南大門・本坊で講話・二月堂、三月堂拝観・大仏殿解説拝観、11:30頃一時解散
<各自昼食、各自移動>
14:30神戸再集合・神戸の町散策・神戸市立博物館で学芸員のお話・館内見学後解散

※神戸散策はボランティアガイドの案内があります。
※行程中ガイドの案内があります。
※諸事情により一部変更になることがあります。

レポート

実施日:2009年4月25日(土) 雨天決行

参加人数:92名

昨夜来の雨のなか、東大寺南大門に集合。最初に東大寺本坊講堂に て、筒井寛昭執事長から「東大寺のあゆみ」について講話がありまし た。初めに「現在の環境といじめ問題などは、人を思いやる心の教育が おろそかになっているからだ」と心の教育の必要性を強調されました。 聖武天皇は、国分寺建立に続き、大仏造立の詔で「一枝の草、一把の土を持って像を助け造らん」(続日本紀巻十五)と広く人々の協力を求められて、釈迦の教えである宇宙を表す大仏を建立された、と大仏造立の本旨についてお話がありました。講話のあと、大仏建立の縁者四聖を描 く重文絹本著色四聖御影(複製)と国宝校倉造本坊経庫の紹介があり、 次に東大寺最古の建物である法華堂(三月堂)へ。国宝乾漆不空羂索観音立像を中心に安置されている十六体の仏像について案内を受けました。大仏殿回廊で再び筒井執事長から「大仏造営」についてお話があり、新たな思いをこめて大仏を仰ぎ拝観しました。
タイムマシン(近鉄・阪神)で80分の旅、神戸三宮へ。元横浜 正金銀行の神戸市立博物館にて「開港と居留地の形成」について小野田学芸員の講演を拝聴して、NPO法人KOBE観光ガイドボラン ティアの皆さんのご案内で旧居留地の散策へ。旧居留地の建物は、震災で106棟に被害があり、22棟が全壊した。なかでも「十五番館」は元アメリカ領事館、平成元年国指定文化財。震災で全壊したが、平成10年4月に復原して現在はレストランを営業中。 当館は、築130年になる木造の建物で、旧居留地の生き証人とし て当時の面影を残す唯一の建物と評価されています。海岸通りから 38番館(大丸)を経て、こうべ花時計へ。「人々の復興への心意気」に感動しつつ、無事タイムトリップを終えて帰還しました。