MENU
イベント

イベント

世界遺産登録5周年記念 真言密教の聖地・高野山へ

高野山の守護神「丹生都比売神社」・町石道ウォークと高野山二大聖地「壇上伽藍」と「奥の院」

高野山 壇上伽藍

イベント中の風景

丹生都比売神社

宿坊:清浄心院

聖地高野山への表参道である高野山町石道。その道しるべとして建てられたのが町石で、高さ3mを超す五輪塔の形をした石塔卒塔婆が、根本大塔を起点として慈尊院までの約24㎞の参詣道に180基、弘法大師御廟まで36基、1町(109m)ごとに建てられています。その8割以上が鎌倉時代に建立されたもので、今なお昔の面影を残しています。慈尊院、丹生都比売神社を参拝した後、語り部の案内で高野山町石道を「矢立」から高野山の総門「大門」まで、約6㎞歩きます。
宿泊は、一の橋のすぐ近くにある宿坊「清浄心院」。天長年間に弘法大師によって開かれました。桃山時代の枯山水の中庭、食事は高野山独特の胡麻豆腐を主とした精進料理です。
2日目は、朝の清々しい奥の院を、ガイドとともに参詣します。昼食の後、高野山大学にて開催される「日本山岳修験学会第30回記念高野山学術大会」に参加。元高野山大学教授の日野西眞定氏による特別講演「山岳修行者としての西行」を聴講。最後に、霊宝館・金剛峯寺・壇上伽藍を自由に拝観していただきます。
錦秋の高野山へ、ご参加お待ちしております。

募集内容

実施日
2009年10月30日(金)~31日(土)
集合場所
JR新大阪駅 団体待合所
受付・集合
8時30分
募集人数
40名(先着順/最少催行人数20名)
  ※会員の同伴者も受付いたします。但し、申込時に会員加入手続きをお願いいたします。
参加費用
お一人様  29,800円(男女別相部屋料金)
 ※個室希望の場合はご連絡ください。ただし、ご要望にお応えできない場合もあります。
  ・行程中の貸切バス代・拝観料・入館料・昼食代(2回)・宿泊代(2食付)・説明員費用・旅行傷害保険を含む
  ・集合場所までの往復交通費・行程中の個人的な費用は各自負担。
主催
歴史街道推進協議会
後援
高野山観光協会・和歌山県観光連盟
協力
わかやま産業振興財団

行程

【1日目】
JR新大阪駅===慈尊院===丹生都比売神社・昼食===高野山町石道ウォーク「矢立」~「大門」(約6キロ)===宿坊「清浄心院」
【2日目】
朝の勤行(参加自由)・朝食===奥の院===昼食
日本山岳修験学会「講演」===霊宝館===<以降各自で拝観/金剛峯寺、壇上伽藍>===JR新大阪駅前
※諸事情により行程の順番など一部変更になることがあります。
※町石道ウォークにはガイドが付きます。

レポート

実施日:2009年10月30日(金)~31日(土)

参加人数:18名

バスは紀見峠、橋本を通り、慈尊院へ着く。左右に柿畑を見ながらどんどん山を登る。天野の里の静かなたたずまいに出会う。丹生都比売神社の大きく立派な社殿に見とれつつ宮司さんから高野山とのかかわりなど神仏混淆の話を聞く。昼食の柿の葉ずしのじゃこのは初めてだった。
西高野街道を登り、トンネルを抜けて矢立で下車。六十町石を見て、いよいよ町石道を歩き始める。急な階段を登って五十五町石のそばの袈裟掛石のところで小休止。いい感じの山道を進み、四十町石の手前で車道に出て、大門まで歩かれる人たちを見送り、少しでも町石道を歩けた喜びを感じつつバスで壇上伽藍へ。陽に映えて美しい紅葉に迎えられる。西塔は亀腹が魚鱗葺で珍しいと写す。金剛峯寺へ参る。精進料理の夕食はとてもよい味でそれぞれに手がかけてあり、主婦としては反省もしつついただいた。  朝の勤行に参加、いい刻を過ごす。お寺でもらった絵ハガキに、さまざまなことを思い出す。ガイドについて一の橋から奥の院へ向かう。墓や供養塔を見て、いろいろな時代に登場した人たちのことを考えた。御廟橋を渡ると厳粛な気分になる。弘法大師御廟に線香を立てて拝む。精進料理のお弁当は大変おいしく、一つひとつを楽しんだ。高野山大学へ歩き、松下講堂で「法界宇宙」の映像を観て、日野西眞定先生の講演を聴く。自由時間に金剛三昧院へ参る。多宝塔では天然記念物の大シャクナゲの花の盛りを想う。車窓から美しい夕日を眺めつつ山を降る。すべてのことに感謝したいと思う、穏やかな気分になれた二日間だった。