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伊勢どっぷり倶楽部

歩楽り発見

“神々の居ますまち伊勢市”には、神宮以外にもたくさんの歴史・文化資源が残っています。
そこで今回は、この伊勢のまちに、どっぷり漬かって、伊勢の歴史、文化資源にふれていただくため、滞在、体験型の散策ツアーとして、~歩楽り発見~“伊勢どっぷり倶楽部”を企画いたしました。
今回初めての企画として、お正月も近いこともあり伊勢地方の風習である“しめ飾り”づくりを体験します。

募集内容

実施日
1996年12月8日(日)
集合場所
伊勢市駅前広場
主催
歴史街道倶楽部事務・(社)伊勢市観光協会青年部・三重県・伊勢市

行程

伊勢市駅前広場10:00・・・市立郷土資料館・・・外宮・・・山田工作場(ご遷宮造営の用材工作場)・・・大豊和紙工場(昼食)(まちかど博物館)12:45・・・厚生小学校(しめ飾り体験教室)・・・月夜見宮(外宮の別宮)・・・伊勢市駅前16:10頃
※お伊勢さん観光ガイドの説明を聞きながら散策します

レポート

実施日:1996年12月8日(日)

参加人数:50名

今回の「歴史のまちウォーク」は、伊勢市産業部観光課、(社)伊勢市観光協会青年部が平成7年より実施しておられる「伊勢どっぷり倶楽部」の行事と一緒にすすめられました。伊勢どっぷり倶楽部とは、今まで埋没していた観光資源に光りをあて、伊勢にどっぷり漬かってもらうことにより、伊勢の歴史や文化にふれてもらおうと始められた事業です。
朝、9時30分、伊勢市駅前には歴史街道倶楽部会員50名が各地より集合。「お伊勢さん観光ガイドの会」の方が、それぞれのグループに入り、まず山田館へ。創業は大正末期の木造3階建ての貴重な建物です。「伊勢市立郷土資料館」では、伊勢の歴史や庶民の暮らしについて見学。ガイドさんの説明を聞きながらの散策では、小さな発見がいくつもありました。ただ、グループによっては「ガイドさんの声が聞き取りにくい」、「もっと少人数のグループにしてほしい」などの意見もでました。
外宮参拝の後は、ご遷宮のご用材を工作する山田工作場向かいました。普段は非公開の場所ですが、木の香りがとても心地よい資料室を今回は特別に見せていただきました。ここには、ご遷宮のご用材を始め、模型の展示もしてあります。
昼食は伊勢まちかど博物館でもある大豊和紙工場でとりました。お弁当と一緒に出された豚汁は、朝から地元の方が作られたもので、温かく具がいっぱいで「とてもおいしい」と評判でした。
最後は参加者が楽しみにしていた「しめ飾りづくり」に挑戦です。伊勢地方では新年のしめ飾りを魔除けとして、1年中飾っておく風習があります。
まず講師から説明を受けましたが、意外と結び方が難しく苦労しておられる方も多かったようです。出来上がった作品はそれぞれ素晴らしく、「毎年お正月のしめ縄は自分で作りたい」という声も上がった程です。
皆様からいただいたアンケートでは「今回のような体験型の行事をもっと増やしてほしい」、「何か作り上げるのは心に残る」などの声も多く、これからも皆様の声を反映した倶楽部行事にしていきたいと思っています。