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イベント

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越前戦国ルートを訪ねる旅

花はす御膳と戦国武将の足跡を訪ねる

募集内容

実施日
2000年9月13(水)・16日(土)・22日(金)~23日(祝)

レポート

実施日:2000年9月13(水)・16日(土)・22日(金)~23日(祝)

参加人数:Aコース(9月22日~23日)34名 / Bコース(9月13日)71名 / Cコース(9月16日)74名

1泊2日のAコース「花はす温泉と越前戦国ルートを訪ねる旅」に参加しました。JR京都駅八条口の集合場所では、顔見知りもあり、心強く思いつつバスに乗りました。
越前竹人形の里を訪れたのちに、永平寺へ。大講堂で法話を聞き、座禅も経験。警策を打つ音がだんだんと近づくのを聞く緊張感は平常にないもので、気持ちも体もすっきりしました。
一乗谷朝倉氏遺跡は私が心ひかれる場所です。最初に訪れた9年前は武家屋敷の復原が始まったころで、茫々としたところで想像をたくましくしたものですが、現在は家並みが復原されています。ガイドの方の説明で、花壇の植物のことや、堀の跡などのことを教わりました。
南条町の花はす温泉そまやまの夜には、町長さんの杣山城についてのお話が聞けて、本当によかったと思います。翌日は鵜甘神社、妙泰寺とまわりましたが、湯尾峠越えは雨が強く、中止になってとても残念でした。
今庄駅前でガイドの方に迎えられ、京藤家の「うだつ」や座敷を見たあと、昭和会館で福井県無形文化財の「羽根曽おどり」を見ました。いろんな旅姿で踊る静かな動きを見ていると、昔々の旅人の声が聞こえるような気分になります。「湯尾峠はあの辺ですよ」とガイド方の声に、ぼんやりと雨煙る山を見上げ、木立ちの奥に心残しつつ、またいつか峠を越える機会をと願いました。
北国街道を南へ、燧ヶ城の説明板を見たり、新羅神社に古を思ったり、道の曲がり方などを実感しながら、文政の道しるべまで歩きました。板取宿では「妻入甲造り民家」という珍しい茅葺き屋根の家を見学。板取関所跡の近くから見た栃ノ木峠の方は、一つ一つの山ひだに霧が立ち上ぼり、素晴らしい眺めでした。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載