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イベント

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三十石船で賑わった酒蔵のあるまち 伏見

募集内容

実施日
2000年5月13日(土)

レポート

実施日:2000年5月13日(土)

参加人数:346名

12年間の単身赴任を最後に、サラリーマンを卒業して「毎日が日曜日」の生活を楽しんでいます。数年前より司馬遼太郎作品愛読し、小説の舞台となったそれぞれの土地を訪ね、自分なりに考え、ふれてみたいという想いがあって、歴史街道に入会しました。今回が最初のイベント参加です。
私は桃山中学、桃山高校に通い、青少年時代を伏見の町で暮らしました。とはいうものの、当時は史跡や寺社には全く関心がなく、文字通り節穴の目でした。今回の催しに参加して、秀吉、家康、龍馬が活躍した舞台の伏見の町の良さを再発見しました。
当日は好天に恵まれ、月桂冠昭和蔵ホールに集合。まず最初に、大倉記念館名誉館長の栗山一秀さんが、伏見の歴史について講演されました。伏見の誕生から伏見港と宿場の発展、伏見の酒、伏見城や鳥羽伏見の戦いなど、テンポの良い話し方で参加者全員が楽しく拝聴しました。大城下町・伏見の歴史のハイライトは秀吉が1596年に伏見城を造営し、伏見港を開港、伏見を経済・流通における全国区的都市にしたことです。その後、伏見城は大地震による倒壊と再造営を経て、1600年には関ヶ原の戦いで炎上。家康がさらに再建したが、家光の時代に廃城となりました。また、幕末の1867年には、鳥羽伏見の戦いで激動の歴史の舞台ともなりました。
講演終了後、豪華な幕の内弁当をいただき、配布してもらったガイドブックでウォークのための事前の勉強も楽しくできました。
午後、ボランティアガイドさんとともにグループごとに伏見の町へと出発。角倉了以の碑、楽しみにしていた十石舟遊覧と大倉記念館での利き酒、有名な寺田屋旅館、真っ黒な油懸地蔵、銀座発祥の地(東京の銀座より古い)などを巡り、御香宮神社でご香水をいただき、神門を仰ぎました。