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蓮如上人の足跡をたどる

吉崎御坊と「一筆啓上」丸岡城

今回の歴史のまちウォークは、蓮如上人の足跡といえる史跡の多くのこされている“蓮如上人の里・金津町”と“最古の木造天守閣のまち・丸岡町”を訪ねます。
一筆啓上の書翰碑がある丸岡城では、初めての企画として「一筆啓上賞」(日本一短い手紙)を体験していただきます。

募集内容

実施日
1997年9月20日(土)
主催
歴史街道倶楽部事務局
後援
滋賀県・金津町・丸岡町

行程

JR京都駅前(八条口)8:30出発 ===名神京都南IC(名神・北陸自動車道)===芦原温泉駅11:00頃===吉崎資料館11:30頃・・・吉崎御坊跡周辺の散策(昼食)御腰掛石・御本堂跡・蓮如上人銅像・願慶寺14:00 ===丸岡城(天守閣・歴史民族資料館・中野重治記念文庫)14:30~16:20 ===福井駅16:50頃===JR京都駅前19:00~20:00頃

※吉崎御坊跡周辺は、地元の語り部の説明を聞きながら散策します

レポート

実施日:1997年9月20日(土)

参加人数:89名

吉崎御坊は越前の湖に突き出た岬の高台で、まるで要塞のような所です。通称御山と呼ばれる御坊跡へは、5組に分かれ、地元の語り部の説明を聞きながらの散策になりました。浄土真宗の八代目法主になった蓮如上人は、その御文章と、報恩講での親しみある法話で、蓮如さんと呼ばれ崇敬を集めました。蓮如さんは長祿元年(1415)に生まれてのち、85歳で亡くなる前年までに、27人の子宝に恵まれたそうで、少子化の現代にはなんとも羨ましい限りです。御山の高台で昼食を終えてから移動するバスの中でご尊影下向のビデオを見て、湖西路の庶民に親しまれていたことがよく判りました。
次に訪れた丸岡城は、二層三階建ての城で、階段は梯子のようでした。屋根に石製の瓦をのせているのも珍しい。かすみ会館では「日本一短い手紙」について、丸岡町職員の話を聞きました。お母さんありがとう…の一通の手紙から、本の出版を経て、今では海外からの応募も多くなったそうです。今後は手紙の博物館を建て、届いた手紙を登録しておき、年代を越えた文通ができるようにすることも計画しているとのことでした。
入会して初めての催しへの参加でしたが、一日いい思いをしたような気がします。