イベント

　発足から２５周年を迎えての歴史街道倶楽部の会員交流会を開催させていただきました。ボランティアスタッフの皆さんとともに企画、準備を進めてきたもので、当日の司会進行は福山雄二さんと村雲明美さん。「２５周年のあゆみ」の解説は志水済さんと佐々木千鶴さんが担当してくださいました。　　　
　最初は国際日本文化研究センター教授の井上章一さんによる講演。テーマは「地名の謎」です。「近畿」と「関西」の違いや、日本国内の「あれっ？」と思うような地名についての「なるほど！」のお話、クスッと笑いを誘うお話、まさに地名の謎、地名の不思議でした。
　倶楽部の「２５年のあゆみ」紹介は、出席の皆さんそれぞれに入会した時期のことや参加したイベントなど、懐かしみながら見ていただいたようでした。
　次の「遺跡発掘こぼれ話」では、実際に奈良県吉野町の宮瀧遺跡の発掘に携わった吉野町職員の中東洋行さんから、苦労話なども交えてお話してもらいました。
　クイズ大会では、個人戦の表紙絵クイズとテーブル対抗の歴史クイズで競っていただきました。過去の会員誌『歴史の旅人』の表紙絵を見て場所を当てるクイズは全問正解者がお二人。歴史的出来事や文化に関する歴史クイズは少々難しかったとのお声もあり、全問正解は出ませんでしたが、テーブルごとに皆さんで相談しながら盛り上がっていただけたようでした。お疲れ様でした。
　ここで、再び井上先生にご登場いただき、ジャズピアノの演奏をご披露いただきました。ピアノを始めたきっかけ、最後の曲『アマポーラ』にまつわる素敵なお話など、演奏はもちろんでしたが、合間のお話でまた楽しませていただきました。
　軽食をはさんで、大抽選会。歴史街道推進協議会に参画いただいている企業や団体から多数の賞品をご提供いただきました。ありがとうございました。
　最後に、この日ご出席の倶楽部会員様のなかで、発足時よりご入会していただいている３名の方に協議会から感謝状を贈らせていただきました。ご入会のきっかけには皆さんそれぞれの思いがあり、物語がありました。そして、この２５年間の倶楽部の歴史を共有していただいたような、そんな気がいたしました。これからも皆さんとともに、歴史を積み重ねていきたいと思います。
　ご参加くださいました皆さん、ありがとうございました。今回はご参加いただけなかった方も、次回はぜひ！　引き続き、歴史街道倶楽部をよろしくお願い申し上げます。

歴史街道倶楽部事務局