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イベント

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インド7つの世界遺産を巡る旅9日間

募集内容

実施日
2008年10月28日(火)~11月5日(水)

行程

ムンバイ~エレファンタ島~エローラ石窟群~アジャンタ石窟群~ベナレス~サールナート~カジュラホ~アグラ~デリー

レポート

実施日:2008年10月28日(火)~11月5日(水)

参加人数:11名

目前のあちこちに花火。お祭りの日に西インド、ムンバイの空港に降り立つ。翌日、インド門を見て、海風さわやかな1時間、船でエレファンタ島へ。シマリスに迎えられ、ヒンドゥー教の躍動するシヴァ神など多くの彫刻像を見学。高地でも階段式沐浴場まで完備されていた石窟寺院である。その後、ムンバイ市内を観光。世界遺産チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅など。
空路オーランガバードへ。エローラへの道は両側に樹齢100年を超えるガジュマルの木。岩山を手掘りでくり抜いたというエローラ石窟寺院は完成度の高い彫刻的建築。ヒマラヤ聖山の名をとったカイラーサ寺院はヒンドゥー教寺院。巨大石彫刻に圧倒される。さらに専用車でワーグラー川のU字型に沿った峡谷にあるアジャンタ石窟寺院群へ。紀元前2~1世紀のこの石窟は、千年もの間ジャングルの植物に守られ、19世紀に発見された。ストゥーパを本尊とするチャイティヤ窟(礼拝堂)は美しく、繊細な彫刻や仏教壁画が残る。僧院窟は一辺を採光のため外に開き、列柱の回廊がある。ここにも豊かな彫刻、壁画が描かれている。
ベナレス到着後、リキ車で夜のガンジス河へ。音楽と祈りのなか、小舟に乗り、掌サイズの花に灯をつけ合掌して流す。翌早朝、小舟で日の出を待ち、ガンジス河の沐浴、ヨガ風景を体感する。仏教聖地サールナート、初転法輪の地。アショカ王が残したストゥーパを見学。中央インド、カジュラホではジャイナ教とヒンドゥー教が共存する彫刻建築を見る。聖なる神と俗人同居の壁画彫刻がひしめく。
特急列車でアグラに到着。翌早朝出発でタージ・マハルへ。ジャスミンの香りの中、朝日に染まる姿が水に映る庭を進みそれぞれ記念撮影。大理石に花や唐草模様、宝石が散りばめられた気高い美。ヤムナ河岸にムガル帝国3代の居城、アグラ城を見学。最終日、デリー市内観光。クトゥブ・ミナール複合建築群、フマユーン廟などの世界遺産を見学。ムガル大帝国が残したインド文化爛熟期の芸術、絵画、造園などに、力強い遺産の大きさが感じられました。宗教の原理も知らぬ身で垣間見た数日でしたが、同行のインド通の方にも支えられ、全員無事豊かな旅を終えられました。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載