イベント

このたびの企画は子ども同伴で参加とのイベント。私は中学一年生の 孫と参加いたしました。同居でないため詳細ははっきりしないのです が、孫は小学生のころより、ピアノ、バイオリンと、洋楽器との出会い があり、コンサートとかオペラに興味を持っていることは耳にしていま した。古典芸能に興味があるとは思えなかったのですが、声をかけてみ ると参加したいとの返事。急いで申し込みました。 　孫はこれまでも何度か母親に連れられて国立文楽劇場に行ったことが あるらしく、道順も教えなくても次々と歩いて行けるほどでした。劇場 内も案内しなくても展示場、売店など一人で移動できるので安心しまし た。 　人形解説が始まり、孫が疑問に思っていたという人形の眼、口、手な どの動かし方、頭の材質、指で糸を引く表情などは腕と同時進行することなどを教わりました。実際に人形を触ることができ、孫も満足のようでした。髪を結い上げて着物を着たお人形の背後に穴があり、そこから 左手を入れて糸を引き、腕を同時に動かすのは、人形が重くて思うよう にできず、操作の難しさも体験したようです。 　文楽鑑賞に移り、最後の演目「化競丑満鐘」では首がどんどん伸びて いくのが不思議で、あれだけの長さを人形の中に入れ、浄瑠璃に合わ せ、演じるのはとても重いだろうなとの孫の感想。イヤホンガイドも借 りましたが、自分で考えながら鑑賞しておりました。中学生だけに浄瑠 璃が理解できているのかどうかは疑問でしたが、楽しい一日を過ごせた ことと思います。