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イベント

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笑人の街は商人の街 浪花の笑いとゼニの歴史

泉布観の庭にて説明を聞く

泉布観内部見学

天満天神繁昌亭

泉布観

1:ことしも落語の夏が来ましたで・・・!!
歴史街道倶楽部恒例  天満天神繁昌亭 落語鑑賞会
倶楽部恒例の天満天神繁昌亭での「落語鑑賞会」は3回目を迎えました。
夏はやはり涼しい噺が一番ヤ、と言うので幽霊(大阪弁ではユーレン)の 出て来る落語も一席聞いていただきます。
そやけど落語に出て来るユーレンのこっちゃさかいに、ほんまに怖いんかどうか分かりまへんで・・・。

2:幽霊には足がない・・・ほんなら「おあし」が仰山ありそなところへお連れします!
造幣博物館と泉布観(特別公開)の見学だっせ。
『造幣博物館』 昭和44年に造幣局の歴史、貨幣の歴史を紹介するため開設されました。世界最大の金貨「天正長大判」や我国最初の貨幣「和同開珎」もご覧になれます。博物館の建物は明治時代の造幣局の火力発電所とボイラー室を保全・活用された洋風建築物です。
『泉布観(せんぷかん)』普段一般公開されていませんが倶楽部のために今回特別に公開していただけることになりました。明治4年(1871)造幣寮の応接所として英人技師ウォートルスが設計したコロニアル式と呼ばれる2階建ての日本最古の洋風建築です。なお、泉布は貨幣・金銭を意味し、観は館のことです。
出野秀彦(ボランティアスタッフ)

募集内容

実施日
2009年8月28日(金) 雨天決行
集合場所
天満天神繁昌亭前
受付・集合
集合=9時45分  開演=10時00分
募集人数
150名様(先着順)
※会員の同伴者も受付いたします。但し、申込時に会員加入手続きをお願いいたします。
参加費用
お一人様 3,200円
【含まれるもの】
 観覧料・説明員費用・旅行傷害保険

【含まれないもの】
 昼食代・集合場所までの往復交通費
主催
歴史街道推進協議会・近畿文化会

行程

10時00分 開演、落語四席
11時45分頃終了
・・各自昼食・
13時00分頃から 3班に分かれて①造幣局の工場と博物館②泉布観を見学、
16時00分頃 班毎に解散
※諸事情により一部変更になる場合があります。

レポート

実施日:2009年8月28日(金) 雨天決行

参加人数:186名

残暑のなか、笑・気で暑気払いでもしようとこの企画に参加しました。朝のまだ涼しいうちに、笑人と商人の街の新しいメッカ、天神橋筋商店街に向かい、天満宮にまずお参りし、夏ぼけ払いのお願いを済ませました。冷房がよく効いた繁昌亭では、時節柄の噺も含めたいろいろの出し物で巧みな話術を楽しみ、暑さを忘れる一時でした。お昼時には、庶民の活気あふれる天神橋筋商店街の探索がてら昼食を楽しみ、特に暑さの誘惑に負けて飲んだ生ビールの味は格別でありました。このまま笑いの余韻に浸り続けたかったのですが、これで帰しては面子にかかわると事務局が企画された「ゼニの歴史の見学ツアー」へ引き続き参加しました。  造幣局では、日本の近代化に果した役割、現在の貨幣製造事業の精密工程のあり方を学んできました。造幣博物館では、古銭の展示などを通して、貨幣の歴史についての造詣を深めることができて良かったと思っています。泉布観では、周囲にベランダをめぐらせたコロニアル様式の二階建て英国風洋館や館内の暖炉、シャンデリアなどの内装に明治の文明開化の息吹を感じるとともに、明治天皇の大阪行幸の際の行在所として活用されたこと、大阪遷都の裏話などに触れることができて興味深かったです。しかし、手入れが悪く文化財産の継承に課題を感じました。ともかく、盛り沢山のテーマの企画に興味深く参加できたことを喜んでいます。参加しての知恵熱は湯上りの一杯でいやし、今日一日の出来事を振り返る時を楽しんだ次第であります。