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イベント

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スペイン巡礼路の旅9日間

中世の輝き・世界遺産サンティアゴ巡礼路を辿る旅

募集内容

実施日
2006年10月23日(月)~31日(火)

レポート

実施日:2006年10月23日(月)~31日(火)

参加人数:21名

人はなぜ歩くのだろう。巡礼者は自分自身を見つめるために長い道中、思いをこめて歩くのだそうです。
バルセロナからログローニョまでは巡礼路ではありませんが、バルセロナの今も建設続行中のガウディ建築の傑作、天を突き刺すようなサグラダ・ファミリアやその他ガウディの数多くの建築物、グエル公園、ピカソ美術館、カタルーニャ音楽堂を見学。モンセラの奇岩群を観賞、ベネディクト派修道院付属大聖堂を見て、黒いマリア像を拝顔しました。
サラゴサではピラール広場、大聖堂を見学。ログローニョで巡礼記念碑、道標を確認し、巡礼路に入りました。途中ワイナリーを見学。ワイン一杯の試飲はバス旅行の疲れを吹き飛ばしてくれました。ログローニョからサンティアゴまでは巡礼路に付かず離れずの行程で、途中何人もの巡礼者の姿を目撃しましたが、元気に楽しそうに歩いているのが意外に感じました。
ブルゴスではスペイン三大カテドラルの一つのゴシック様式の大聖堂、サンタ・マリア門、サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院等を見学。レオンの宿パラドールはサン・マルコス修道院を改造したもの。重厚なすばらしいホテルでした。レオンではステンドグラスの美しいゴシック様式の傑作カテドラルやサン・イシドロ教会を見て、オルビーゴ橋で巡礼の道を体験歩行。期待したほどの距離がなく、残念という声もありましたが、景観はすばらしいものがありました。
最終日、巡礼路のサンティアゴ・デ・コンポステーラ観光。街はマラソン大会で混雑、徒歩で大聖堂へ。中央祭壇の聖ヤコブ像を抱擁し、正午のミサに参加。さらには天井から下げられた香炉の煙を参列者の頭上に散布するボタフメイロを体験。「23名の日本からの巡礼団が来ています」と紹介があったそうです。今回のスペイン巡礼路の旅は信仰の有無は別にして、楽しい仲間と美しい景観、すぐれた芸術、文化を満喫したすばらしい旅でした。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載