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イベント

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街道の美を訪ねて

近江の秘められた「美」を訪ねる旅

募集内容

実施日
2006年9月10日(日)~11日(月)

行程

【1日目】
JR京都駅前(貸切バス)===西教寺===祥瑞寺・光徳寺・本福寺・伊豆神社・浮御堂(昼食)===白鬚神社・鵜川四十八体佛===奥琵琶湖マキノプリンスホテル(夕食・レクチャー)

【2日目】
ホテル(貸切バス)===観音寺===世代閣・己高閣(昼食)===赤後寺・西野薬師観音堂(充満寺)・渡岸寺===JR京都駅前

レポート

実施日:2006年9月10日(日)~11日(月)

参加人数:36名

初日は通り雨が降るあいにくの天候だったが、加藤賢治講師の解説が バス発車と同時に始まり、大変勉強になりました。天台真盛宗総本山の西教寺から堅田の一休さんゆかりの祥瑞寺、本福寺、千体の阿弥陀如来がまつられている浮御堂などを拝観。大寺院とは異なった趣があり、新たな功徳をいただきました。特に西教寺の阿弥陀如来二十五菩薩来迎石像群は全尊お顔が慈悲に満ち、心を癒されました。来迎とは、臨終に際して阿弥陀如来が迎えに来てくれることをいい、生前の信仰の深さ(品)と善行、利他行の数(生)の大きさにより来迎の仕方に九通りあるといわれ、上品では二十五人の菩薩を連れて極楽浄土から来迎してくれるが、下るほど迎え方がひっそりとするといわれる。初日の締めくくりは加藤講師の法話にも似た話のレクチャー。一日中、仏の世界で過ごしたようでした。
翌日は湖北地域の名刹数寺を拝観。この地域には観音菩薩をまつる寺院が多く、代表的寺院は湖北十一面観音として知られる。なかには田園の細道を歩いて向かった山麓に仏像を安置するだけの堂宇や、住民が自ら仏像をお守りしている寺院もある。仏と疎遠になっている昨今、湖北地域の方たちの信仰の深さに感動しました。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載