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イベント

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歴史街道再発見の旅・古代史のまちネットワーク

丹後半島一周・味覚と伝説の旅

募集内容

実施日
2005年10月7日(金)~8日(土)

行程

【1日目】
JR新大阪駅(貸切バス)===大江町酒呑童子の里・日本の鬼の交流博物館===加悦町リフレかやの里(昼食)===ちりめん街道・・・旧尾藤家住宅===古墳公園===京丹後市峰山・乙女神社===夕日ケ浦温泉「佳松苑」(宿泊)

【2日目】
夕日ケ浦温泉(貸切バス)===最北子午線塔(車窓より)===静神社===嶋児神社===琴引浜鳴き砂文化館=立岩・間人皇后母子像・・・はしうど荘(昼食)===古代の里資料館===経ヶ岬===浦嶋神社===道の駅舟屋の里伊根===天橋立・傘松公園===JR新大阪駅

レポート

実施日:2005年10月7日(金)~8日(土)

参加人数:45名

雨の予報を気遣いつつ、一路丹後ヘ。日本の鬼の交流博物館では高くて大きい鬼瓦が迎えてくれた。夥しい数の鬼瓦と鬼面や鬼の描かれた凧などが所狭しと飾られたなかで、鬼についてのユニークな解説を聞いたり鑑賞したり。ちりめん街道では、ガイドの説明を聞きながち、丹後ちりめんによって繁栄を謳歌した町の歴史をたどる。古墳公園では、古代人の衣装をまとったスタッフの出迎えを受け、各墳墓を歩きながら説明を聞いた。作山一号墳の裾に連なる十数基の石棺跡での生け贄話が胸を打つ。乙女神社で天女にまつわるお話を聞き、宿泊の夕日ヶ浦温泉では海の幸の会食に舌鼓。
二日目は網野町郷土文化保存会会長の森氏が同行。静神社に詣でたのち、森氏の話を聞く。ここで生まれた静の話、奥州下りの義経に最後の別れを惜しんだ磯の説明、若くして亡くなる話など。嶋児神社は海岸突端の小さな祠。琴引浜鳴き砂文化館では空気や水の清らかさを護る大切さを痛感した。間人皇后母子像は、狭い海を隔てて立岩と向き合っている。麻呂子親王が立岩で鬼退治した伝説を聞く。古代の里資料館を見て、経ヶ岬で白亜の灯台を遠望し、浦嶋神社ヘ。古色蒼然とした風格ある神社だ。車窓から伊根の舟屋風景を眺めつつ、最後の目的地、傘松公園に。下りのリフトから見た松の翠と宮津市街が霞む様は、素晴らしい一幅の絵だった。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載