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イベント

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日本の美シリーズ(幽玄の世界)・メインルート

京都と奈良の夏祭り・奈良ホテル

募集内容

実施日
2005年8月15日(月)~16日(火)

行程

【1日目】
奈良ホテル・金剛流シテ方植田恭三氏のお話「能への誘い」夕食 奈良の夜散策・・・奈良大文字送り火、なら燈火会(ボランティアガイドの案内)・・・ホテル着 
 
【2日目】
(貸切バス)「水の庭」めぐり JR京都駅===並河邸===無鄰菴===五山の送り火を自由見学

レポート

実施日:2005年8月15日(月)~16日(火)

参加人数:22名

最近、子どもの巣立ち、孫の出産でとても忙しい時を過ごし、自分の体力の限界を痛切に感じました。そんなこともあって、できるときにできる贅沢をという気持ちが強く、まわりのことを考えず、ぽっかりとゆっくりした時間を過ごしたいなと思っていたときに、この企画を知り、応募しました。これまでの自分の生活になかったお盆を過ごせるのだという、とてもうれしい気持ちと同時に、新しいことヘの不安も感じての参加でした。
時間が止まっているような奈良ホテルの楽しいひととき、日本人としての心に触れる能の幽玄な世界へのお話。そのあと灯の町、奈良大文字送り火ヘ。ボランティアガイドさんの案内も温かく、雨のなか、足元に気をつけながらの散策でした。初めてお会いした同室の方とも、以前からの親しい友のように、テレビを見ながら人生観、世界観を語りあい、「眠たくなったね」といった途端に眠ってしまった二人。朝には起こしてもらい、ゆったりと楽しい朝食。大仏様にも面会して、久しぶりのお顔のやさしさに心満ち、京都ヘと向かいました。疏水を利用したお庭の見学、七宝焼、なにもかも初めての体験なのに優しく親しく安心して、皆様に甘えることができました。いろいろなものを見聞きして、知識を増やしたのはもちろんですが、一緒に過ごした方々の心の優しさ、温かさに感謝し、このような集まりに参加できたことをとても幸せでありがたいことだと思っています。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載