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イベント

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歴史街道時空の旅・メインルート古代史・飛鳥

飛鳥・橿原「考古学入門」

募集内容

実施日
2005年3月11日(金)~12日(月)

行程

【1日目 】
近鉄橿原神宮前駅(貸切バス)===高松塚壁画館===キトラ古墳===石舞台古墳===昼食===藤原宮跡===橿原考古学研究所附属博物館・ミニ講演===近鉄橿原神宮前駅

【2日目】
近鉄飛鳥駅(主に徒歩)・・・吉備姫王墓・猿石・・・鬼の雪隠・俎・・・天武天皇・持統天皇陵…亀石・・・橘寺・・・昼食・・・川原寺跡・・・伝飛鳥板蓋宮跡・・・酒船石・・・亀形石造物・・・飛鳥水落遺跡・・・石神遺跡・・・飛鳥資料館===近鉄橿原神宮前駅

レポート

実施日:2005年3月11日(金)~12日(月)

参加人数:27名

さいたま市在住の社会人五年生の若輩者ですが、古代史と奈良が大好きです。このたび、初めてイベントに参加させていただき、始発の新幹線に乗り込みいざ飛鳥へ。三か月も前から楽しみにしていたこの旅の道中、時間までにたどり着けるか、一人初めての参加でお友達はできるか、わくわくドキドキしながら橿原神宮前駅に到着しました。
到着するなりいきなり雨。それでも大好きな遺跡が見られるならとはりきって出発。今回、数々の古墳を見学しましたが、時代によって規模や副葬品、壁画の違いがあることを知り、それらからどの時代のどの程度の位の人が埋葬されていたかを学びました。超ラッキーだったのが飛鳥京と島庄遺跡(蘇我邸宅跡)の現地説明会の前日だったため、特別に一日早い見学ができたこと。明日香村教育委員会の西光慎治先生が詳しく解説してくださり、倶楽部ならではの体験に感激しました。
二日目は「寒い!」の一言。一時雪もパラつくほど。けれども歴史を愛する参加者は、その昔、万葉人もこんな寒さのなかでどんな暮らしをしていたのだろうかと思いを馳せ、貪欲に学ぼうとするのでした。この日の引率は相原嘉之先生。亀石や酒船遺跡、石舞台古墳に使われている花崗岩は飛鳥石というもので、共通のものだそうです。今まで何度か飛鳥を訪れましたが、石の性質や石にくさびで運んだ跡があることなど知る由もありませんでした。そんなもっと深い飛鳥、橿原を学びつつ、歳は離れていようとも、同じ趣味を持ったもの同士、楽しく旅をすることができました。皆さん、またの機会にお会いしましょう!

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載