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イベント

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世界遺産登録記念・紀伊半島こころの旅①

東紀州(熊野古道伊勢路)の自然と歴史

募集内容

実施日
2004年11月26日(金)~27日(土)

レポート

実施日:2004年11月26日(金)~27日(土)

参加人数:44名

快晴のなか新大阪をバスで出発。昼には紀伊長島のホテルに到着して昼食をとりました。そのあと一行は馬越峠の登り口へ。この峠道は江戸時代に紀州藩によって、土砂の流出を防ぐために整備されたという石畳の道です。途中の夜泣き地蔵と呼ばれるところで、折り返し組と尾鷲神社まで歩く峠越え組にわかれました。馬越峠に着くと、尾鷲市街が一望でき見事でした。この峠にはその昔、旅人をもてなす茶店があったとか。その面影を残すものは今はありませんが、設置された記念スタンプを押しました。尾鷲神社に着いたのは午後四時近く。ここで全員が合流して宿泊先に向かいました。夕食後、熊野古道語り部友の会会長の花尻薫氏から熊野三山にまつわる講話。わかりやすく内容をプリントしてくださっていました。
翌朝、私は湯船から御来光を仰ぎ見ることができ、熊野古道にふさわしい一日の始まりを迎えることができました。二日目は朝から松本峠越え。この峠から眼下に見下ろす熊野市街と七里御浜は絶景です。天然の岸壁要塞、鬼ヶ城の千畳敷も見事でした。花の窟へ立ち寄ったあと、熊野三山の一つ、原始神道の趣を伝える熊野速玉大社へ。さらに瀞峡へと向かい、自然が創り出した石の造形を存分に見て帰路に就きました。ウォータージェット船のなかでの昼食も格別おいしかったです。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載