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イベント

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NHK大河ドラマ「新選組」の舞台を歩く

募集内容

実施日
2004年10月7日(木)・14日(木)

レポート

実施日:2004年10月7日(木)・14日(木)

参加人数:10月7日 65名 / 14日 65名

今ブームの新選組!期待を持って主人と二人初めて参加。初心者の私にもわかりやすい丁寧な説明を聞きながら、四条大宮を起点に壬生・島原・西本願寺界隈を訪ねました。
綾小路通を西へ進むと新選組隊士二十数名が眠る光縁寺に到着。山南敬介の家紋が山門の瓦紋と同じであったことから住職と親しかったそうである。しかし、新選組が朝敵となってしまったため、維新後は檀家も減り、寺の維持には長らく苦労をされたとか。通りの突き当たり左角が前川邸。池田屋騒動の発端となった古高俊太郎を拷問した蔵が奥の方に見える。黒板塀に沿って曲がり八木邸へ。趣のある長屋門をくぐり、当時のまま残された部屋で聞く芹沢鴨暗殺の話は、リアルでその様子がはっきりと頭に描ける。話の後でいただいたお餅と抹茶も大変おいしかった。すぐ側の新選組グッズショップも楽しい。「誠」の小旗を買った人あり。
清河八郎が大演説の新徳禅寺を通り、壬生寺へ。壬生塚には近藤勇の胸像や芹沢鴨などの墓があり、百円入れると「あゝ新撰組」の歌が流れるのも面白い。近くにいた数人で合唱する。壬生寺前の武家屋敷黒竹家でおいしい昼食の後、島原へ向かう。立派な大門と今も営業を続ける輪違屋、もてなしの美術館として残る角屋の三か所が往時の名残を留めている。なかでも角屋は揚屋建築では日本随一で、華やかさが感じられる。障子の桟のデザインの見事さは一見の価値があると思う。次に西本願寺太鼓楼、本光寺を経て不動堂村屯所跡へ。ここは大名屋敷にも劣らぬゴージャスな造りであったという。しかし、借家暮らしの新選組がこの自分の城を持ってわずか六か月で鳥羽伏見の戦いに突入してしまう。
天候にも恵まれ、あちこちで感動や驚きを重ねた楽しい充実した一日でした。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載