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西国三十三ヵ所こころの旅 第5回

募集内容

実施日
2004年4月15日(木)

レポート

実施日:2004年4月15日(木)

参加人数:45名

第五回は一足早い五月晴れを思わせるカラッとした晴天の四月十五日、京都市内の第十六番から二十番までの五ヵ寺のお参りでした。まずは人気一番、東山の清水寺。朝九時すぎというのに参道から舞台まで、修学旅行生でいっぱいで、いやはやすごいものでありました。次に歩いて近くの六波羅蜜寺へ。こちらは道路から玉垣を隔てて目の前に本堂がある大衆的なお寺です。
毎回の楽しみである昼食は、京都駅前で「京風ゆばしゃぶ」を賞味。午後は華道発祥の地、ビルの谷間の六角堂。次いで革堂さん(行願寺)へ。静かなたたずまいの桂昌院ゆかりの善峰寺では法話もお聞きし、行程を終えました。
この二回でお参りした十ヵ寺には、威容を誇る名刹から、街中にあって庶民とともに歩むひっそりした寺まで、まことに多様でありました。また、バス車中では、いろいろなお菓子袋が回ってきてご馳走になったり、遠方からご参加の方からいただいた地元の銘菓を味わったり、まことになごやかな雰囲気であります。これも観音様の御利益でしょうか。
私には特別な信仰心はありませんが、来年に還暦を迎えるにあたって、今後の生き方を考えるなかで、一度自分を見つめ直す場として西国三十三ヵ所こころの旅に参加いたしました。おかげで、手を合わせてお祈りしているうちに、「こころの旅」のこころが何かわかってきたような気がいたします。今後ともこころの癒しと安らぎ、こころの糧を求めてお参りし、満願成就したいと存じております。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載