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日本の美シリーズ

西国三十三カ所こころの旅 第2回

募集内容

実施日
2003年9月18日(木)

レポート

実施日:2003年9月18日(木)

参加人数:44名

晴天に恵まれ、五番から八番までつつがなくお参りさせていただきました。ことに葛井寺では、御開帳にあわせての日程で、お手が1042本もあるといわれる観音様を間近に拝し、「先年お身拭いのときに新しいお手が見つかって1043本が本当で、百年後のお身拭いにはさらに一本増えているかも」との御住職様のお話に思わず笑いがもれました。
「数多き み佛の手に 身をゆだね 菩薩の慈悲に 心豊かに」
壷阪寺はインドとの交流に力をそそいでいらっしゃるので、20メートルもの観音像、巨大な涅槃像、長々続いたレリーフ、すべて立派でありましたが、昔ながらの本堂の佇まいと何かかけ離れた感を受けました。
「良き妻の 手本となりぬ 沢市の 目開かれし 観世音菩薩」
岡寺は農地を荒らした悪い龍を法力によって封じ、ふたをしたということで、別名龍蓋寺というとか。
「龍蓋寺 名の由来なる 龍在りて 昔話に み佛の笑み」
長谷寺の石段は、399段と聞いてびっくりしましたが、ゆるやかで渡り廊下を歩くような気分で、ボタンの木の手入れが行き届いているのを眺めながら登りつめたお堂には、見上げるほどの大きな観音様がどっしりとした感じで坐します。前の舞台の見晴らしもよく、心地よい汗を流し生きがいを感じました。
「春を待つ ぼたんの花木 眺めつつ 階上れば 大佛像の待つ」

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載