MENU
イベント

イベント

日本の美シリーズ【番外編】

平安京から気を感じる・風水開運ツアー

募集内容

実施日
2003年1月31日(金)

レポート

実施日:2003年1月31日(金)

歴史街道倶楽部の企画、日本の美シリーズの番外編「平安京から気を感じる・風水開運ツアーの旅」に、1月31日、行ってきました。風水は流行になっていますが、私は単に占いとだけ思っていました。でも、今回の企画に参加して、もっと大きな宇宙をも見据えた科学的要素を持つもので、平安京建設の基礎ともなったことを知りました。
風水で四神相応の地とされる平安京の東西南北の四神、青龍、白虎、朱雀、玄武を訪ねる今回の旅。最初に訪れたのは朱雀の地、伏見稲荷大社。朱色の大きな鳥居が出迎えてくれます。朝早いこともあって静かな境内を巡り、拝殿の十二支の吊灯籠や千本鳥居に感動。稲の害鳥とされる雀の焼鳥屋があるのも面白い。
次に向かった白虎の地の松尾大社は酒の神。亀の井の水はまさに甘露甘露。昼食は祇園の「新門荘」で、四神の地で採れた京野菜を満喫。会員諸氏の美味し~いの声、しきりでした。
青龍の地として訪れたのは上賀茂神社。一の鳥居をくぐると真っ直ぐに延びた白砂の道。葵祭の行列や競べ馬が瞼に浮かんできます。本殿にて正式参拝ののち、神職よりのお話。社家のたたずまいにも歴史を感じます。玄武の地、船岡山は標高112メートルながら、京の街が見渡せて、平安京建設の起点となったこともなるほどと思いました。
四神を一回りしたのちに向かうのは陰陽師、安倍晴明ゆかりの晴明神社。ブームということもあり、若い女性の参拝も多いとのこと。有名人の絵馬がところ狭しと掛けられていました。そして、最後は祈雨の行事で知られる神泉苑へ。ここの小さな社殿は毎年、恵方に向きを変えると聞いて驚きました。詳細で親切な京都史蹟ガイドボランティアの案内を受けて、中身の濃い満足の一日になりました。

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載