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イベント

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西安・北京世界遺産を巡る悠久の旅・5日間

募集内容

実施日
2001年6月24日(日)~28日(木)

行程

関西空港ーーー北京===西安泊、兵馬俑博物館===華清池===陝西省歴史博物館===大雁塔===性庵泊、西安ーーー北京===故宮博物院===北京泊、万里の長城===十三陵===北京泊、庭園頤和園===北京ーーー関西空港

レポート

実施日:2001年6月24日(日)~28日(木)

参加人数:32名

とにかく素敵な5日間だった。予想以上に暑かったのは少し参ったが、内容はハイグレードだった。「必ずお気に召していただけるはず」という事務局の自負通り、参加者全員が異口同音に満足の声をあげたのもムベなるかなである。
西安では、まず兵馬俑博物館で■館長の熱烈歓迎の辞で迎えられ、通常の見学より間近で表情の違う多数の兵馬俑をじっくり見学できた。写真撮影も可という厚遇を受けた。また、陜西歴史博物館でも周館長の歓迎の辞の後、地下収蔵庫で非公開の「大唐壁画」を解説付きで鑑賞できた。高松塚壁画の模写もあり、古代両国間関係を改めて知らされた。
北京では雍和宮に安置されている巨大な弥勒菩薩像を邦人観光客として初めて二階回廊から特別拝観。故宮博物院でも譚副院長から歓迎挨拶を受けた後、紫禁城正門で一般立入り禁止の午門への登楼を許され、猛暑の中、広い城内を歩いた甲斐があった。
北京での二泊は釣魚台国賓館という一般ではまず泊まれない宿であった。文字通り元首級の泊まるゲストハウスであり、衛兵が立つ門をパスを見せて入ると京都御所のような広い庭園の中に約20棟ほどの宿泊棟が点在しており、我々はそのうちの二棟に分宿した。クリントン前大統領が泊まった宿泊所もあった。
北京も西安も多くの歴史遺物と近代建築が渾然一体となった古くて新しい町、折から五輪誘致の看板や旗が目についた。
わずかな誌面で多くを書けないが、特別企画と銘打っただけの値打ちは十分だった。この企画を立案し、中国当局との交渉に奔走された事務局に敬意を表したい。「他の観光ツアーと一味違う」差別化された企画を今後も期待する。参加者から早くも「来年は敦煌・シルクロードへ」という声が多かったのも何かを期待してのこと。夢をかなえてくれた今回の企画にありがとう!

歴史街道倶楽部会員誌「歴史の旅人」より転載