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「歴史街道~ロマンへの扉~」

―白壁と屋根瓦のまち・富田林寺内町―

恒例の「ファン感謝のつどい」。今回は江戸時代の町並が残り、今も民家として暮らしが営まれている寺内町がある富田林市で開催します。朝日放送「歴史街道~ロマンへの扉~」のナレーター・道上洋三アナウンサーの同番組についてのお話、大阪女子大学教授・山中浩之氏による江戸時代の町屋の暮らしについての講演のほか、「富田林寺内町をまもり、そだてる会」の案内による寺内町散策と盛りだくさんの内容を予定しています。

募集内容

実施日
1999年3月20日(土)
主催
歴史街道倶楽部事務局
後援
朝日放送株式会社・大阪府・富田林市・富田林市教育委員会

行程

富田林市公会堂9:30~受付・・・道上アナのお話と講演会10:00~・・・昼食12:00~・・・寺内町散策(旧杉山家・城之門筋・興正寺別院ほか)13:00~15:00・・・現地解散

レポート

実施日:1999年3月20日(土)

参加人数:304名

「歴史街道~ロマンへの扉~」 白壁と瓦屋根のまち・富田林寺内町

昨年、会員になり、倶楽部のイベントに参加するのはこれで3回目です。毎回、楽しく勉強させてもらっています。今回の富田林市のつどいは、朝日放送「歴史街道~ロマンへの扉~」のナレーターの道上洋三アナウンサーと、大阪女子大学の山中浩之教授の熱の入ったお話が実に良かったと思います。道上さんは昔から声だけは知っていながら、実際にお見かけしたのは初めてでしたが、素敵な方でした。山中教授の講演「寺内町のなりたちとくらし」は非常に勉強になりました。町への愛着を感じさせるお話は、ビンビンと伝わるものがあり、さすがです。富田林の八人衆や、武士を入れない、貸借しないなどの五か条の定があったことなどたいへん興味深い内容でした。また、山中教授の講演の資料で、全国に寺内町が約20か所もあることを初めて知り、これから年に1つ2つでも探訪していければと思いました。
後援のあと、「富田林寺内町をまもりそだてる会」の方々の案内で、町を散策。あいにくの雨でしたが、会の方の説明はポイントをおさえた良いものでした。寺内町が豊かな町であったことは本瓦葺きの屋根を見てもわかります。町並み保存を考えて、その家々を手入れしながら住んでおられる住人の方々に深い敬意を覚えました。
今回の催しには信州に住む私の教え子も参加しました。歴史に関心を持つ彼女も、印象深かったらしく、帰ってから家族の人たちに、見たこと、聞いたことをいきいきと話ができた様子を伝える手紙が届きました。
今度もう一度、晴天の日に友人を誘って、聞いた話を思い出しながら富田林を歩いてみたいと思っています。