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歴史ものがたりセミナー

【東京開催】〝まほろば〟誕生 ~大和初期王権のすがた~

大和は 国のまほろば 青垣 山籠れる 大和し うるはし!
(倭建命(ヤマトタケルノミコト)「国思ひの歌」、『古事記』中巻、景行天皇)

上に掲げたのは、第12代景行天皇の御代に、天皇の命を受け、西征・東征を果たした「倭建命」が、臨終の際に大和への限りない郷愁をうたったもの。
「まほろば」とは、「ま(真)+ほ(優れた)+ろ・ば(場所を表す接尾語)」で、「真に優れた土地」を意味し、とりわけ、小高い土地のことをそう呼んだようです。

「まほろば」と呼ばれる際の「大和」は、平野部ではなく、三輪山周辺の山裾を指し、この地に大和の初期王権は誕生しました。後に「ハツクニシラススメラミコト(初国領らす天皇)」、すなわち、初めて国を統治された天皇と讃えられることになる崇神天皇の代より、人々は三輪山を神と仰ぎ、時に敬い、時に畏れつつ歴史を紡いできたことが『古事記』・『日本書紀』の記述に確認されます。
やがて、三輪山から北へ、聖なる道である「山辺の道」が貫かれ、大和朝廷が一層の賑わいを見せるようになる頃、一つの伝説が形成されてゆきます。我等の始祖は、遥か西方より東漸してきた、太陽神の子孫であるのだ、と。
初代「神武天皇」伝説の幕開けです。

人々がそのような伝説を胸に抱いた理由とは、果たして――? 古代の文献をひもとき、丹念な読解を通して、古代の核心に最大限の推察をもって迫ります!

■■講師:岡田高志氏プロフィール■■
1987年、大阪府生まれ。大阪市立大学都市文化研究センター研究員、文学修士。
専攻は『古事記』『日本書紀』『万葉集』を中心とした日本の古代文学。

講師からひと言:「初めまして! 平素は、日本古代文学を勉強しながら、関西を中心に、講演・ツアーガイドを行っています。今回は、奈良 大和の地にいっそうの親しみを持っていただこうと、スクリーンにて写真を豊富に映しつつ、お話する予定です! 平易かつわかりやすい言葉で、奥深い内容が伝わるように努めます。」

募集内容

実施日
2021年3月21日(日)15:00~16:30
集合場所
日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール・大ホール
(東京メトロ 丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」より徒歩5分他)
受付・集合
15:00
募集人数
100名様(先着順)
参加費用
歴史街道倶楽部会員 2,000円(税込)
       一般 2,500円(税込)

●特別賛助会員の方は、「セミナー招待券」をご利用いただけます。
主催
歴史街道推進協議会
講師
岡田 高志氏(大阪市立大学都市文化研究センター研究員)

申込方法

メール、FAXまたはハガキに会員番号・氏名・住所(一般の方のみ)・電話番号・参加人数をご記入の上、各イベント係までお申し込みください。なお、満席の場合を除き、申込受付の返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
開催の2週間前を目途に、詳しいご案内と振込用紙を郵送いたします。

住 所: 〒530-0005 大阪市北区中之島2-2-2 大阪中之島ビル7階
FAX: 06-6223-7234

メール: club-info@rekishikaido.gr.jp

申込締切日

2021年3月15日 (月)