大阪歴史博物館では、令和8年（2026）　1月16日～3月15日にかけて、特別企画展「河内源氏と壺井八幡宮」を開催します。本展では、「八幡太郎」源頼朝や頼朝・義経兄弟、足利尊氏らを輩出した河内源氏一門と、彼らの発祥の地・河内国壺井（現大阪府羽曳野市）に鎮座する壺井八幡宮の歴史を、館蔵資料・八幡宮の社宝などを中心に紹介するものです。
今回はこの展覧会を担当した学芸員による展示の見どころ解説ののち、実際に学芸員の案内で展示場を見学します。武士の世を切り開いた河内源氏のふるさとが大阪にあったことを味わっていただけますと幸いです。

【講　師】　谷口　正樹（大阪歴史博物館　学芸員）
　　　　　　大阪市立大学（現大阪公立大学）文学部、同大学院文学研究科を経て、
　　　　　　現在、大阪歴史博物館学芸員。日本中世史、特に戦国期の都市史を専門とする。
　　　　　　主な論文に「十五世紀―十六世紀堺のネットワークについて」（『ヒストリア』308）、
　　　　　　「戦国期の摂河泉における禁制について」（『大阪公大日本史』28）がある