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古代史ロマンの里“明日香村”を訪ねる

倶楽部の事業としまして「勉強会・講演会」を開催しております。
明日香村も、歴史街道計画の主旨にそった歴史街道モデル事業が、ハード・ソフト両面にて進められております。
今回は、謎を秘めた石造物、古墳など数多くの文化財を古都保存法や特別措置法などにより、「古代史ロマンのさと」をテーマにしたまちづくりに取り組んでいる明日香村を歴史散策します。

募集内容

実施日
1996年6月1日(土)
受付・集合
国営飛鳥歴史公園館
主催
歴史街道倶楽部事務局
後援
奈良県・明日香村

行程

国営飛鳥歴史公園館(受付後 館内見学)9:50・・・高松塚古墳10:00~10:30・・・明日香村中央公民館(モデル事業報告会・講演会)11:00~12:15・・・石舞台古墳13:00~13:30 ・・・伝板蓋宮跡13:40~14:00・・・飛鳥寺14:10~14:30・・・甘樫丘(解散)14:45~15:30頃
※昼食は、石舞台付近にて(雨天時は公民館)
※解散後のご案内 橿原神宮前駅まで徒歩約30分・バス約6分(16:16発)

レポート

実施日:1996年6月1日(土)

参加人数:176名

明日香村は、前回の勉強会で訪れた京都府宇治市とともに歴史文化を活かしたまちづくりを進める「歴史街道モデル事業」の実施地域です。古代ロマンあふれる村の風景を守り、歴史的風土を活かした道路、河川、公園や案内表示の整備が進められています。
朝9時、歴史街道iセンターでもある国営飛鳥歴史公園前に各地より会員176名が集合。前飛鳥保存財団研修主幹・岡部武一氏のご案内のもと、のどかな田園風景の中に、亀石、猿石、酒船石などの謎を秘めた石造物のほか数多くの文化財が点在する明日香のさとを散策しました。岡部氏は手作りのボードを示しながら、高松塚や石舞台の古墳、伝・板蓋宮跡、飛鳥寺、甘樫丘の各史跡で熱心に解説。「わかりやすく、ユーモアたっぷり」「楽しい説明」と参加者にも好評でした。
飛鳥寺では、語り部の住職さんにより、日本初の本格的寺院であった飛鳥寺について解説いただきました。また、午前中の講演会では、国営飛鳥歴史公園館西所長より、モデル事業について解説していただいた後、「中大兄皇極年のクーデター」(講師:真木嘉裕)をテーマに、飛鳥を舞台に繰り広げられた生々しい古代国家の権力闘争についての講演が開催され、参加者の古代へのロマンをかきたてました。
ウォークなど、今回で数回にわたる倶楽部会員行事。毎回、気を配っているのが、団体移動中の交通安全。今回も「スタッフは気を使いすぎ、交通安全は参加者の事故責任のはず」「早く渡って下さい、車がきますなどの注意は邪魔」という意見もありました。参加者の皆様の安全はもちろんですが地元の協力があっての倶楽部行事です。事務局では「できるだけ地元の方々に迷惑をかけないで倶楽部行事を実施していきたい」という思いで整列移動をお願いしています。今後とも、ご理解、ご協力をお願いいたします。