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源氏物語のまち“宇治”を訪ねる

倶楽部の事業としまして、「勉強会・講演会シリーズ」を行います。
その第1回としまして源氏物語の最後の十帖の舞台となった宇治を訪れます。
宇治は、市の歴史テーマが「源氏物語のまち」で、歴史街道モデル事業をソフト・ハード両面にて実施しています。今回は、郷土史家・若原英弌氏の講演〈貴族文化と宇治〉をはじめ、歴史街道計画の進捗状況(案内板、道路整備、源氏物語散策道等)、世界文化遺産の平等院、宇治上神社を見学します。

◆みどころ◆
【平等院(世界文化遺産)】
平安の時代に栄華を欲しいままにした藤原氏。中でも平安文化の担い手であった藤原道長が宇治の四季の移ろいを楽しむために別邸を設け、その子頼通が大日如来を祀り「平等院」と命名。
1053年にはそのたたずまいから連想される鳳凰を屋根に配したことから「鳳凰堂」と呼ばれる、阿弥陀如来を本尊とする御堂を建立。

【宇治上神社(世界文化遺産)】
拝殿、本殿ともに国宝指定。拝殿は平安時代の離宮の遺構と伝えられ、本殿も日本最古の神社建築といわれ、左右両殿正面の蟇股は中尊寺の金色堂、上醍醐薬師寺のものとともに藤原時代の三蟇股とよばれる有名なもの。

募集内容

実施日
1995年6月24日(土)
主催
史街道倶楽部事務局
後援
京都府・宇治市

行程

受付9:20~9:50・・・宇治市生涯学習センター(講演会等)10:00~12:00・・・喜撰茶屋(昼食)・宇治市観光センター12:30~13:45・・・平等院13:50~14:50 ・・・源氏物語散策道(一部)・・・宇治上神社15:20~15:45・・・京阪宇治駅・解散16:00頃

レポート

実施日:1995年6月24日(土)

参加人数:172名

6月24日(土)に「源氏物語のまち 宇治を訪ねる」というテーマで、第1回「勉強会・講演会」を開催しました。
当日は梅雨の時季にもかかわらず好天に恵まれ、各地より倶楽部会員の172名が集まり、無事成功のうちに、催しを終えることができました。
午前の部では、宇治市の中野助役より、歴史街道の取り組みについてのお話、並びに郷土史家の若原英弌先生による講演「貴族文化と宇治」、ハイビジョン「源氏物語宇治十帖」の上映等があり、参加者全員平安時代に思いをはせ、源氏物語への親近感を深めていました。そして、その後、喜撰茶屋にて茶の葉弁当に舌づつみをうちました。午後からは、歴史街道iセンター(宇治観光センター内)の見学、昨年世界文化遺産に選ばれた平等院、宇治上神社を訪れ、歴史の現場で若原先生のお話を聞かせていただきました。また、今回の催しにご協力をいただきました宇治市文化観光課より、宇治川の護岸整備、源氏物語散策道、宇治橋の架け替え等、現地を散策しながら歴史街道モデル整備事業の説明をうけ、モデル事業に対する認識を新たにしました。