全国街道交流会議 若狭路大会
中島健太郎(VR安土城プロジェクト・サブチーフ)

近江八幡市から来ました、中島です。
VR安土城プロジェクトのご説明をさせていただきます。
ご存知の方も多いかもしれませんが、安土城というのはお城がありません。
そのため現在、安土山観光に来られる方は半分くらい、山登り感覚です。
大いに残念だということで、第一段階として取り組んだのがタブレット。
視点場でかざしていただくと当時と同じ写真が出るというものです。
やっているうちに安土城の中が見たいという意見が出てきました。
ただ、中に入っていただくとなかなか難しい問題があるということで、第二段階として、中の方はシアター版にして観ていただこうということになりました。
ここからは実際の映像を観ていただきながらご説明します。
今日の映像はシアター用VR安土の要約版。
これを安土城跡の麓の「信長の館」という施設、ここでセビリア万博の日本館で展示された安土城天守閣の六層七層を復元展示している施設ですが、そこで見ていただいています。
実は県外に出て見ていただくはこれが初めてです。
実際には100インチのモニターに映し出されます。
旧・安土町は近江八幡市に合併しましたが、一番有名な歴史的人物はやはり信長です。
フルキャドで作り上げたお城の映像です。安土城は安土山全体がお城になっていました。
ご覧のように安土城から少し行けば琵琶湖です。
実は安土城の外堀から琵琶湖に抜ける水路があります。昔はそこを人や物資が行き交っていたのだと思います。
本日は「街道交流会議」ということですが、私としては陸の道だけではなく、それを活用し水面からの回廊を作れないのかなぁという思いを持っております。
城下町の様子です。お城だけでなく城下町を再現したのは世界初です。
最後の映像は現在の東海道本線に沿って、安土城を見ているものです。
安土は恵まれています。
何もしなくても何年かに一度は大河ドラマや映画の舞台になります。
それゆえお客さんを呼んで観光地として活性化させようとか、皆で力をあわせてまちづくりしようとか、そうした意識は他地域と較べあまり高いとは言えません。
そんな中で何とかこの故郷の素晴らしさを、内外問わず多くの方に知ってもらいたいということで頑張っております。
ご報告の方は以上です。