近江路中山道 京都三条から岐阜・関ケ原まで

「中山道」とは、江戸時代の五街道の一つ。古代の東山道をほぼ踏襲、修復したものです。
日本橋を起点として、武蔵(東京・埼玉)上野(群馬)を経て信濃(長野)に入り、木曽路から美濃(岐阜)へ抜け、さらに近江(滋賀)の草津で東海道と合流し逢坂山を越えて京都三条に至る全長135里22丁(約534キロ)の行程です。
幕府の旗本などで大阪勤番の者は、往路は東海道、帰路は中山道を利用する例が多く、また東海道のように水による困難がほとんどないため、女性の道中に好まれたと言われています。
  • 2023年3月現在のデータをもとに制作しています。変更されている場合もありますので、おでかけの際にはあらかじめご確認ください。
地図は数値地図(国土基本情報)および基盤地図情報を加工して作成しています。写真、その他必要な情報の提供・協力を受け作成しています。許可なく転載、複製はお断りいたします。

■近江路中山道は、京都三条を発し、大津、草津で東海道を分岐し、琵琶湖の東岸を北へ。米原の3つの宿(番場、醒井、柏原)を通り、県境を越えて関ケ原へとつづきます。■

京都三条から瀬田唐橋 約18km
京都三条を出発し逢坂山を越え、滋賀県大津宿から瀬田の唐橋へ
東の国をめざし、京都三条大橋を出発。蹴上インクラインを横手に車石の牛車道の復元広場を過ぎ、JR山科駅へ。追分道標から逢坂の峠を越えて、滋賀県へ。大津宿から木曽義仲ゆかりの義仲寺を過ぎ、膳所の旧城下町をぬけると近江八景・粟津晴嵐を経てJR・京阪石山駅から瀬田の唐橋をめざします。
京都三条から瀬田唐橋

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瀬田唐橋から守山宿 約14km
近江八景・瀬田の唐橋から東海道との追分・草津宿を通り守山宿へ
近江八景「瀬田の夕照」で有名な名橋「瀬田の唐橋」。数々の戦いの場となった橋を渡って近江一の宮・建部大社を横手に草津に入るといよいよ中山道。東海道との分岐、草津追分から日本の綣のモニュメント、大宝神社の前を通り「京立ち守山泊り」と言われた守山宿へと入ります。
瀬田唐橋から守山宿

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守山宿から武佐宿 約14km
守山宿から日本一大きな銅鐸の郷・野洲を通り、源平ゆかりの鏡の里、そして武佐へ
守山宿を出発し、日本一大きな銅鐸が発見された野洲を経て中世東山道の時代から栄え、源義経が元服した地として知られる鏡の里へ。住友財閥を育てた伊庭貞剛邸跡などが残る67番目の宿場町、武佐へ。
守山宿から武佐宿

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武佐宿から高宮宿 約18km
武佐宿からびん細工てまりの愛知川宿を通り、豊郷、高宮宿へ
武佐宿を出、老蘇の森にたつ奥石神社をとおり、近江商人のまち五個荘の町並みを横手に、歌川広重の浮世絵にも描かれた愛知川の御幸橋を渡り、びん細工てまりで知られる愛知川宿へ。平将門の伝説が残る歌詰橋を渡り、豪商・伊藤忠兵衛の出身地、間の宿・豊郷から彦根・井伊藩の玄関口、多賀大社の門前町として繁栄した高宮へとたどりつきます。
武佐宿から高宮宿

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中山道こぼれ話
中山道を歩いていると、いろいろな物語に出会えます。
歩いて、見て、感じて、ちょっといい事がたくさんありました。
中山道こぼれ話

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高宮から醒井宿 約14km
高宮~道中合羽の鳥居本宿、摺針峠を越え番場、梅花藻の醒井宿へ
多賀大社の門前町、高宮を出て、小野小町ゆかりのまちを過ぎ、道中合羽の鳥居本宿へ。赤玉神教丸有川家の前を通り、近江路中山道のハイライト、摺針峠へ。峠を越えると番場の宿。北条仲時の悲劇の場・蓮華寺をすぎ、梅花藻と清流のまち・醒井にはいります。
高宮から醒井宿

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醒井から関ケ原へ 約12km
居醒の清水の醒井から伊吹もぐさの柏原宿、国境を過ぎ、天下分け目の関ケ原へ
雲仙山からの湧水・居醒の清水が流れる清流のまち醒井から御茶屋敷殿跡を過ぎ、いよいよ、近江の国の最後の宿・柏原へ。国境の寝物語の里を過ぎると岐阜の宿、今須から関ケ原へとたどります。
醒井から関ケ原へ

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