国宝や重要文化財の半数以上が集積する関西は、まさに歴史と文化の宝庫。日本文化を体感できる
スポットがいっぱいです。地元関西から訪日旅行のお客様へのご案内に役立つ情報をお届けいたします。
今回は、紀伊半島にスポットをあて、古事記や日本書紀で神話の舞台として登場する景勝地・和歌山県加太と、古くから修験道の聖地として栄えた吉野の魅力、更に2027年に関西一円で開催される「ワールドマスターズゲームズ」についてご紹介します。

 
     
 

日 時:2025年12月12日(金)11:00~17:00(10:30開場)  
場 所:TKP東京駅カンファレンスセンター カンファレンスルーム2B
    〒103-0028 東京都中央区八重洲1-8-16 新槇町ビル 2階 
    および オンライン(ZOOM)・見逃し配信有
参加費:2,000円/1人 
対 象:全国通訳案内士、ホテルコンシェルジュ、旅行会社他、日本の歴史文化に興味のある方
内 容:  
 情報提供①「歴史街道お勧めコース」      11:00~11:30
 話題提供①「吉野動く!聖地変容!」      11:30~12:30 
   池田 淳氏(総本山金峯山寺寺史研究室室長兼文化財主任) 
       古来聖地とされる吉野ですが、その舞台は飛鳥・奈良時代の吉野川から、平安時代
       の吉野山へと移動します。その原動力となったのは、日本古来の山岳信仰を基層と
       する蔵王信仰に他なりません。そして、吉野山では聖地吉野の姿も変容を遂げます。
       今回は移動と変容する聖地吉野の魅力に迫ります。
       

      === 休憩 ===   

 話題提供②「訪日外国人が急増中、加太の魅力の紹介」 13:15~14:00
   稲野 雅則氏(加太観光協会長) 
        加太は、和歌山市の北西端、北側は大阪府との府県境、西は紀淡海峡で友ケ島を挟
        み淡路島を望む位置にあります。訪日外国人旅行者が急増しています。この要因も
        含めて加太の魅力を紹介させていただきます。
      
 話題提供③「関西の隠れた楽園~和歌山~ 今こそ行きたい!和歌山おすすめエリア・4選」
   森 なおみ 氏(株式会社インプリージョン プロデューサ)14:00~14:45   
       和歌山はまさに“関西の隠れ楽園”。豊かな自然、世界遺産・熊野古道や高野山の
       歴史に加え、みかん・鮪など絶品グルメなど。地元グルメとともに、おすすめ4
       エリアをご紹介させていただきます。

 情報提供② 「万博プラス関西観光推進事業と万博以降について」 14:45~15:15
   野村 昌彦氏(一般財団法人関西観光本部 事務局次長
          EXPO2025関西観光推進協議会 事務局長)

 話題提供④「ワールドマスターズゲームズ」        15:15~16:15
   森 健夫氏(公益財団法人ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会事務局長) 
       概ね30歳以上であれば誰でも参加できる、世界最大級の生涯スポーツの国際競
       技大会。2027年5月14日~30日に関西2府7県4政令都市で開催予定。35
       競技59種目、参加人数5万人(うち海外から2万人)をめざす大会です。
          
 質問コーナー 16:15~16:45

申 込:お名前、連絡先(TEL・メールアドレス)、所属(通訳案内士の方は対応言語)
    会場またはZOOM参加のいずれかを明記のうえ、メールまたはFAXでお申込みください。
    〒530-0005 大阪市北区中之島2-2-2大阪中之島ビル7階
            歴史街道推進協議会(担当:稲永)
     E-mail:r-kaido@rekishikaido.gr.jp FAX:06-6223-7234

 ※お申込み・受付後、振込先をお知らせします。ZOOM参加者の方には、
  入金確認後、ID,PWをお知らせします。
  当日視聴できない方も期間限定でYoutubeで配信する映像をご覧
  いただけます。(実施後URLをお伝えします)

 

   


池田 淳(いけだ きよし) 

 総本山金峯山寺寺史研究室室長兼文化財主任


吉野歴史資料館長など経て、現在は金峯山寺寺史研究室長/大阪芸術大学・龍谷大学非常勤講師/公財阪本龍門文庫評議員/その他自治体史の編纂委員・文化財保護審議委員を勤めている。専門は日本芸能史だが、近年他界観についても研究を進めている。主な論文に、「山田美濃大夫の後継者たち」(『勝部明生先生喜寿記念論文集』)、「年預の翁詞章の伝来」(『奈良県立橿原考古学研究所論集』第16)、「群小猿楽座の京都進出と芸能集団の解体」(『京都学研究と文化史の視座』)、「二つの吉野‐外からの吉野と内なる吉野‐」(『万葉古代学研究年報』22)などがある


稲野 雅則(いなの まさのり)氏
 和歌山市観光協会理事/葛城二十八宿地域連携協議会事務局長/
 加太まちづくり㈱常務取締役/加太浦大護摩供顕彰会副会長/
 活魚料理いなさ店主(調理師/板前)


大阪体育大学浪商高等学校卒業(在学中1年間米国オレゴン州セーラム市Sprague High School留学)、大阪・神奈川で8年間板前修業、全米一周自動車旅行遂行、加太観光協会青年部設立初代部長として毎月1回プロモーション用イベント催行計画を立案し実行、加太海と森をつなぐプロジェクトの実施(2006年~継続中)、東京大学生産技術研究所加太地域ラボ運営担当(観光まちづくり)、加太産1本釣り天然真鯛のPRに日夜奔走中。
 
   
森 なおみ(もり なおみ)氏 
  株式会社インプリージョン プロデューサー


大阪プロガイドマネジメント協会事務局長/大阪ワイナリー協会/関西ワイナリー協会事務局長/日本ソムリエ協会認定ソムリエ
桃山学院大学社会学部卒業後、出版社、人材派遣会社コーディネーター、海外旅行パンフレットのカメラマンなどを経て現職。「まちの魅力は人」をモットーに、まち歩きガイド、講演、また星野リゾート界シリーズコンセプトプランナーとして、食~伝統工芸など発掘など多岐に渡り、新たな切り口で街の魅力をプロデュースしている。2013年~大阪/関西ワイナリー協会事務局長を勤め、大阪ワインのブランディング、生産者のネットワークづくりに関わるなど「食」の専門家としても活躍している。
兵庫県三田まち博アドバイザー(2021年~)、関西観光本部通訳案内士研修動画(2021年~)、朝日放送newsおかえり「なんでやねん」出演など。
   
   
   森 健夫(もり たけお)氏 

  公益財団法人ワールドマスターズゲームズ2021
                 関西組織委員会事務局長

京都大学法学部卒業後、関西電力㈱へ入社 2012年から関西広域連合本部事務局へ出向、2014年ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会兼務、2017年~2018年一般財団法人関西観光本部理事・事務局長、2018年京都大学経営管理大学院特命教授に就任、2019年から大阪・関西万博「関西パビリオン」の企画、運営に携わり、館長として活躍。産官学連携事業のエキスパート。
   
   
主催:歴史街道推進協議会・関西観光本部