5年程前、お盆の夜に缶ろうそくで灯されたおはらい町をそぞろ歩く行事の準備をしていた時のことです。子ども達が走り回り、大人たちが道の両サイドに並べた1,200個のろうそくに一つずつ火を灯していました。そこを通りがかった男の子がお父さんに「僕もこんなまちに住みたいな!」と話す声が聞こえてきました。どんな褒め言葉よりもうれしく感動したこの出来事は私の宝物です。そして、それはまちづくりの原動力となっています。いつか彼がこのまちをもう一度訪れ、またあの時と同じように感じてくれたらと願い活動しています。
来ていただいた方が暮らしたいと思うまち。それは、住んでいる私たちも笑顔で暮らせるまちのはずです。時間をかけても子ども達が住みたいと思えるまちをみんなでつくっていきたいのです。
私達はまちづくりというゴールのないリレーの走者です。自分の区間をいかに走り切るか、手渡されたバトンを確実に渡す役目をしっかりと果たしていきたいものです。出来れば区間賞をめざして。
11月18日から6日間、「あかり行事」が行われます。第62回御遷宮に関わるおまつりの始まりの年、おはらい町のまちづくりの満25年の今年に行われる新たな挑戦です。来ていただいた方も地元の方も私達も同じ感動を持てるように頑張っていきたいと思っています。
(執筆)伊勢おはらい町会議 前田世利子


内宮へお参りする人で賑わう、
おはらい町通り。
祭りの日には、
子どもたちの掛け声が町中にひびく。



前田さんのご主人も
おはらい町を愛する気持ちにあふれている。