歴史的町並みの保存から始まった河崎のまちづくりは、継続して行うことの大切さを教えてくれます。自分たちのまちの価値を再発見し、ただ守るだけでなく「歴史と文化を育てる」というスローガンのもと会を立上げたからこそ、川沿いの町並みは破壊されましたが、まちがなくなってしまったわけでなく、また歴史が消滅したことでもなく、残された町並みを生かしてまちづくり活動を継続することができました。「育てる」という姿勢だったからこそ行政との協力関係も豊かにしていけたと思います。
町並みや建物の歴史的時間を経た景観の絶対的価値は何ものにもかえがたいものです。私たちは、先人から受け継いだ大切なものを残し、生かし、伝え、引き継ぐ責任があります。
伊勢神宮のご遷宮は、伊勢市民に1,300年前の日本人が、人にとって大切な「心と、ものづくり」を伝える仕組みを定められたことに感謝し、20年というサイクルの中でまちづくりを捉えるとともに、何が大切かを教えてくれます。
まさに、遷宮の教えるところは、まちづくりの思想そのものであるとさえ思います。
(執筆)伊勢河崎まちづくり衆 高橋徹
伊勢では路地のことを世古という。


勢田川に映える河崎の町並み。
この改修工事からまちづくりが始まる。
「河崎のまちは切妻・妻入りが特徴です」と、高橋さん。

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