新しい余暇ゾーンづくり

 歴史街道計画の3つの目標の2つめは「新しい余暇ゾーンづくり」。すなわち観光面での事業推進です。
その最大の特徴は各種のネットワークを活用した事業展開にあります。
  日本史上の見所のネットワーク
 市町村共同事業として55カ所の寺社、関連施設などをネットワークしたスタンプラリーを実施しています。
 スタンプのデザインを活用した市町村マークも作成しており、地域別のグッズ開発などについても推進中です。




  主要駅のネットワーク
 各種パンフレットの配布や外国人歓迎標示の掲出を実施しており、JR、私鉄あわせて83駅のご協力を得ています。

  
  各地の案内所のネットワーク
 「歴史街道iセンター」が計20カ所に拡大しています。パンフレットの配布・他地域の案内・物販に加えて、日・英二カ国語で各地の紹介をおこなう「ビデオCD」が設置されています。

  
  宿泊施設のネットワーク
 iセンターのノウハウを活用して、98年度から京阪神の23のホテルに「歴史街道コーナー」を設置しました。各地のパンフレット類を日英中韓の四カ国語で閲覧することができる仕組みになっています。

  イベントのネットワーク
 歴史街道に関連したイベントは年間約100回にのぼっています。
 また、祭事やイベントをネットワークする試みとしては、関西経済連合会による「京阪神三都夏祭り」や、三重県では「みえ歴史街道フェスタ」などが実施されました。
 協議会の事業としても、年間の催事リーフレット作成のほか、メインルートの「飛鳥−奈良−京都」をモデルに、いくつかの実験的事業を開始しました。例えば、各地のウォークラリーをネットワークした「歴史街道ウォーキングマスター」。6つの歴史ウォークの共同PRを行い、20世紀中に5つを踏破した人には認定書が送られるという仕組みです。
歴史街道ウォーキングマスター


  イベントの連携事業推進の例
   (飛鳥〜奈良〜京都)

   歴史街道ウォーキングマスター


  各地のボランティアガイドのネットワーク
 同じく「飛鳥−奈良−京都」間の連携により、観光シーズンに定時・定点での案内を実験的に実施しました。

  博物館や資料館のネットワーク
 実験的事業として、京都・奈良・飛鳥の一つずつの施設で、日英中韓の四カ国語によるオーディオシステムを設置しました。

  各地の物産のネットワーク
 1998年から「歴史街道ふるさと小包」がスタートしています。
ふるさと小包




   歴史街道ふるさと小包

 特別列車の運行など、移動空間の演出に関する実験的事業も開始しました。
 特別列車、ループバスの運行もすでに神戸・京都・奈良・伊丹・伊勢・姫路・彦根・篠山の各市で実施されています。

  

 出版活動も順調に推移しています。PHP研究所による月刊「歴史街道」は創刊12年目になりました。公認ガイドブック「歴史街道を行く」も発売以来、20万部を売り上げています。その他、推理小説「歴史街道殺人事件」や私鉄沿線ガイドブックなども出版されています。

  

 計画内容を告知するためのシンポジウムも各地で開催しています。
 特に首都圏においては、マスコミ、旅行関係者など約500名をネットワークし、「歴史街道フォーラム」を展開しています。

  

  首都圏においては東京駅でのPR、各マスコミへの定期的な観光情報提供、鉄道会社との連携による新聞、雑誌でのPRなどにも取り組んでいます。

  

 以上のような形で、連携意欲の高い地域・団体から具体的な実験的事業を展開し、全体に広めていくのが基本方針のひとつです。