大阪府 大阪市  大阪名物いだおれ
柿木 道子


大阪名物 くいだおれ…
 昭和24年の開店以来、大阪はくいだおれの街で「庶民が家族で安心して来れる店」という概念の元で、美味しくリーズナブルな価格でお客様に楽しんで頂けるよう日々努力しております。
              

                            
  大阪名物 「くいだおれ」専務取締役
         赤いはっぴがよく似合う、暖かく優しい笑顔の持ち主
         
我が街「道頓堀」・我が店「くいだおれ」

 テレビや旅の本で、大阪と言えば必ず顔を出す、くいだおれの看板人形「くいだおれ太郎」は大阪道頓堀の真ん中に立っています。道頓堀とは街の名であり、300年以上続いた大阪一の歓楽街です。江戸時代この街には大小の芝居小屋や寄席などが集められ、以来芝居街と飲食の街として賑わって参りました。屋形船で船場や京都から芝居茶屋へと下って来る優雅な芝居見物の姿が見られた時代もありました。芝居を楽しみ、美味しい料理を食す、非日常的なハレの日を装う街であったのです。明治・大正・昭和初期も、道頓堀五座と芝居茶屋や小料理屋、更には洋食のレストランや中華料理店そしてカフェー等も登場し、大阪で最も進んだ歓楽街として文士や芸術家、モボ、モガの社交場ともなっていたのです。
 戦後、焼け野原と化したこの道頓堀を庶民の楽しみの場として、もう一度復活させたいと願い、昭和24年、食堂「大阪名物くいだおれ」が開店致しました。数々のユニークなアイディア料理や宣伝で、日本中にその名を知らしめました。店頭の名物人形もその一つです。文楽人形からヒントを得て製作したこの画期的な看板は、動く看板の元祖となり、この街は派手な看板の街としても観光の名所になっています。当店創業以来の「庶民が家族で安心して来れる店」という概念の元で、美味しくリーズナブルな価格でお客様に喜んで頂く事を追求する姿勢は、以来51年間引き継がれています。今、くいだおれは1階から8階迄あり、各階毎に、自慢の料理でお客様をお迎えしています。最近大人気な料理は「たこ焼き教室付会席料理」です。当店開発の卓上たこ焼器を使って、講師のトークと共に楽しく、自分で焼いて頂き、旬の日本料理と共に大阪を満喫して頂くものです。
 古きよきものを残しながら、常に新しい風を起こす、大阪の食の原点であり、ふるさとが道頓堀に生き続けています。そして、我がくいだおれもその中の一つであります。